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Deep Webへの一回答:Amazon「A9」のメジャーバージョンアップ

2004/09/16 00:25
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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Amazonが肝入りで進めているプロジェクトの一つ、以前「A9は次世代の検索エンジンになれるのか」でも触れた独自の検索サービス、A9のメジャーバージョンアップが行われた。前回と同じく、SearchblogのJohn BattelleがBusiness 2.0の「Watch Out Google! Amazon Gets Search」でいち早くまとめている。こちらの内容も面白いが、まずはサービスそのものの紹介ページ「Why use A9.com」を先に。ぐるっと主なサイトを見てみたが日本のメディアでは(ややマイナー情報なこともあり)、まだ取り上げられていない様子である。使い心地も含めていち早くお届けしてみたい。
 
 
Searching the Web and Beyond
 
まず、サービスの全体像を。

The web is easy to use, but using it well is not easy. We are inventing new ways to take search one step farther and make it more effective. We provide a unique set of powerful features to find information, organize it, and remember it—all in one place. A9.com is a powerful search engine, using web search and image search results enhanced by Google, Search Inside the Book™ results from Amazon.com, reference results from GuruNet, movies results from IMDb, and more.

結論から書くと、「one step farther」と確かに呼べるものになっている。前回エントリとの差分を取ると、ナビゲーションが良くなっていることや機能が増えているのは後述するとして、利用できるコンテンツとしてGuruNetのレファレンス情報、IMDb(The Internet Movie Database)の動画情報などが加えられている。

A9.com provides several sources of information with a customized multi-column interface. The list of available sources appears as buttons on the right side of the search results page. Clicking on any button opens a new column on the same page (clicking the button again will close that column).

情報ソースの選択はページ右のボタンで行う。欲しいものだけ選択表示出来ること、各ソースの表示サイズを自由に設定出来るのもこれまでと変わらない。情報量が増えた分、範囲と表示量を自分で設定出来るこの手のサービスは必須だろう。幾らデザインを突き詰めても、単一の方法では万人の要望に応えられる限界を超えてしまっている。
 
 
Organize Your Web
 
検索結果の履歴を保存しているのも前回と変わらない。

Every search you performed on A9.com is stored in the History column and organized by time. You can switch between your previous searches and the sites you’ve visited. With the A9 Toolbar, the list of all sites you have visited is accessible the same way.

検索ワードの履歴、訪問サイトの情報は時系列で蓄積されており、ツールバーからの呼び出しも可能になっている。


この辺から段々とA9が何を目指しているのかが透けて見えるような機能が出てくる。まず、検索結果、参照ページにmemoを残せるDiary機能。

A Diary so you can take notes on any web page, and reference them whenever you visit that page, on any computer that you use. You don’t even have to remember to save your entry—its automatic.

何か探しものをしている最中、とりあえず出た結果に何かのツールやテキストファイルにメモしつつ次の候補のチェックを行うことは良くある。何かの事例を探している時など検索しっぱなしでリストばかり増えていってしまう。些細な話ではあるが、リンク情報をコピペしたりする作業は数さらっていると微妙に面倒になる。アプリのウインドウを切り替える作業も回数が多いと軽いストレスとなる。という微妙な負荷を軽減することが可能となるのがこの機能。ユーザビリティの好みは個々人あるだろうが、ウインドウの移動がないだけでも有難い。

また、Bookmarks機能を使うとこうやって集めた情報のうち必要なものだけ、ブックマークすることが出来る。本質的な機能としてはブラウザのブックマークと変わりないが、ドラッグ&ドロップで使えるなどここも微妙な使い勝手の向上が図られている。

他、英単語のみに限られているようだが、上記でも少し触れたレファレンス情報では定義や翻訳、果ては単語の発音チェックまで出来る。

Translations: search for an English word, open the reference column, and check how this word is translated to many languages

サンプルワードとして挙げられている「Hello」に飛んで見ると手っ取り早く一通り体験できる。スピーカーのマークをクリックして、発音チェック。「Hello」。

実際ちょこちょこと試しながらこのエントリをまとめているのだが、しばらくGoogleのツールバーと入れ替えを行って使い込んでみたい。使い込んでみると面白そうな雰囲気を感じ取れるので、気になった方はしばらく利用しての使用感についてレポートを是非。一定期間使った後、蓄積された情報量が増えたときにどういう感覚になるのかが大きなポイントになりそうである。

紹介を飛ばしたDiscover機能やJohn Battelleの分析は明日以降にでも改めて。

追記:
期せずしてお隣梅田さんのテーマも同じくA9でした。「Amazonのサーチサイトが狙うものは?」と題して産業全体の中での位置づけを考察されています。合わせて是非お読みください。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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