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    RSSに賭ける:ReadOne/RedCruise船木信宏氏

    2004-09-01 23:44:24

    プロフィール

    渡辺聡

    インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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    初めてお会いしたのは、先日のライフメディアのセミナーだった。会場で共通の知人より紹介されたことがきっかけになる。RSS領域は現場の声を拾いつつ調べて行きたいところなので、早速時間を調整頂いたところ快くOKを頂けた。奇しくも松村さんのインタビューと同タイミングとなっているが、合わせてお読み頂くとまた違った視点が得られることかと思う。

    ReadOneからRedCruiseまで、今までの経緯をお願いします。

    高校三年でSFCに受かったころ、知人の紹介でとあるベンチャーに行くことになり現場でプログラミングを経験して行きました。SFCに入ってからはデータベース研究。RSSが流行ってきていることが分かり、去年の四月くらいからリーダーを作ろうと動き始めました。ただ作っても仕方がないというところで考えたのがパーソナライズ機能です。

    リリースが12月の初旬。産学連携のきっかけを狙ってSFC主催の展示会「ORF」で初披露となりました。

    そのまま起業という流れも考えたのですが、ReadOneだけでは難しい。そう考えているころに今の会社のパートナー二人から呼ばれて参加することとしました。CTOという役割でeクルーザーの開発を中心に受け持っています。

     
    ◆RSS市場や技術の見通しはどうお考えでしょうか。

    メールがスパムに汚染された結果コミュニケーションツールとしては不便になっています。サイトのバナー広告も邪魔なものとしての印象があり、効果が弱いところ。自社コンテンツの公開の方法の一つとして利用され始めています。melma!がメールマガジンの発行と同時にRSSを出力しているように、徐々にHTMLからRSSシフトしていくはずです。

    ◆RSSが世の中に与えるインパクトをどのように考えていますか。

    まず、コンピューターが分かるデータ形式になっていることが大きいです。データの生成がシステムにより為されるのでユーザーにも負荷がかからなくなっています。また、ユーザー側が読みたいものを登録するため、原理的にはスパムが発生しません。

    ◆ユーザーサイドでの変化はどう捉えますか?

    メールは個別にやりとりをするコミュニケーションメディア、RSSは受動的に情報を受け取るものと考えています。これから広告も確実に入って来ますが、バランスを失わないで欲しいです。

    ◆eクルーザーはどういう方針で開発されていますか。

    自分の読みたいRSSフィードを選択登録して、見ている形になります。将来的にはカテゴリ設定出来たりと分かりやすい形などを考えています。技術的なことはユーザーにはなるべく意識させない形で提供していきたいですね。

    ◆フィード量が多いとどうしても不便になってしまいますが、どう対応していくつもりでしょう?

    ReadOneでやりたかったのは、欲しい情報だけをクリッピングしてくれるサービス。ユーザーのクリック履歴からタイトルキーワードの傾向値を掴み、新しい記事にポイントで重み付けをすることでパーソナライズを提供しています。この技術はeクルーザーにも取り入れてゆく予定です。
     

    ◆eクルーザーには提案の仕組みはありますか?

    チャンネルを選んであとは記事が流れるだけ、が現在のやり方ですが、先にも触れたようにカテゴリで選ぶ、今は出来てないですがキーワードを登録していくような形があると思います。しばらく、メディア的なものではなくユーザー側の利便性を高めるツールとして進化させていくつもりです。

    仕事とは関係なく、質の高いBlogを発見するにはどうすればよいのかは追求していきたいです。

    ◆それは是非やって頂きたいです。カテゴリというと例えばSKY PerfecTV!のスポーツ系番組のパックのような感じでしょうか?

    そういう感じになっていくと思います。

    ◆開発日誌を公開していますが、効果はありますか。

    そもそもは更新情報をHTML化するのが面倒だったというのが始まりなのですが、コメントをもらうこともあり実感としてあります。実は雑談カテゴリが人気です。開発者と距離感が近いのがやはりいいのではないでしょうか。

    ◆担って行きたい役割、達成したいこととはどのようなものでしょう?

    世の中がちょっとでもいいから便利になって欲しい。昔からそうですが、作ったソフトへのフィードバックがあるのはやはりうれしいです。ユーザーと共に成長することはしたい。利益第一ではなく、社会貢献を意識、重視して成長出来れば。シンプルに、ユーザーがハッピーになれるようなものを提供していきたいです。

    --
    場所は赤坂オフィス近所のスターバックスだった。SFCという環境、キャリア観など広範なやり取りとなったのだが、新しい動きは確かに起きているのかもしれないと実感の出来る一時間強のやりとりとなった。「まだ新しい企業」ということで、本格的な動きはこれからになる。期間を置いてまた伺いたい。

    ※ふと気づくと記念すべきCNET100番目のエントリでした。

    ※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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