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ウェブログをマーケティングに生かすには?

2004/08/05 00:18
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プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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法人のウェブログ利用が本格化しつつある。Sunやマイクロソフトなどでは社員の多くが直接社外に向けてメッセージを発し、コミュニケーションをし始めている。テクノロジーを取り入れるのが早いテクノロジー企業が先陣を切っている段階であるが、効果があるとなるとじきに他業界にも普及していくことだろう。P&Gなどマーケティング巧者の企業もネットワーク上のコミュニケーションを如何に取り入れればいいのかは水面下であれこれ調べ始めているという話もポツポツ耳にする。キャズムの谷を無事越えられたら、また新しい利用方法が見えてくることだろう。

という長期展望をイメージしつつ法人の利用状況を追っているが、上手くまとめたTips集をRed Herringの「Next Wave: How to build buzz on the blogs」(要登録)に見つけた。テクノロジー業界を暗黙の前提に置いてある節はあるが、上手くまとまっているのでポイントを抜いてご紹介したい。

For startups trying to pitch themselves to the masses, Weblogs could be a much-needed publicity vehicle.

ということで、費用上もプロモーション制約のあるスタートアップを念頭に置かれている。

メディア向けリリースと比較すると

Instead of dealing with finicky newspaper and magazine reporters on volatile deadlines, Weblogs – self-published, and often opinionated, Web pages updated by individuals or groups of bloggers – give entrepreneurs a way to communicate directly with potential customers.

情報を出すタイミング、直接コミュニケーションが取れる点などがまずメリット。これは考えればすぐ分かる点。

しかし、もちろんメリットだけではなく、

But self-promoting in the blogsphere is its own beast. Bloggers may be more accessible than other journalists, but they’re no less discerning – and often aren’t shy to say what they really think about your company or its products.

Bloggerのリアクションは鋭くストレートであることが少なくないため、悪い話もすぐにコミュニティ内部に伝わってしまう。最近の事例だとMT3.0のアナウンスへの反応などが良いケースになるが、リスクとリターンはやはりセットだということが身に染みて分かる。

Tipsは七つまとめられていて、それぞれが結構「なるほど」であるが肝を引くと

・ “Blogs influence the influencers.”(Blogは影響力のある人に対して影響を与えられる)
・“Think ‘thought leadership’ rather than pure publicity,”(一方向のPRではなく、知恵とアイデアのやりとりである)

の二点が特徴を上手く表現出来ている。

前者については、Ed Simが端的にまとめている

Forget about using the traditional PR route - if you can get these influencers to write about you on their highly targeted blogs, others will hear about it, write about it, and generate links to it.

既存のPRルートは完全に忘れてしまい、慎重に選定を行ったキーとなるBloggerを基点にして情報が流れていくように仕組む。恒例がAmazonのA9だろう。John Battelle's Searchblogとインタビュー記事がリリース代わりとなった。リリース後大量の引用がなされ、直接リンクだけで170サイトに広まっている。

ポイントはキーになるBlogがどこであるかを見極めることであるが、今のところある程度サーチしたあとはあちこち読んでみて土地勘を鍛えるしかないだろう。感覚的なところもあるので、理屈で考えるよりもBloggerになった方が簡単かもしれない。

後者については、Ross Mayfieldがまた上手くまとめている。

“Blog and link to other blogs, hold conversations, speak in your own voice and you will find a following and influence.”

Blogと異なるのは、基本的に会話に近いことである。他所行きのお化粧を施した文章を出すのとは少々異なる。

“If you create a Weblog or start blogging for the sole sake of seeking publicity, you’re probably doomed to fail,”

PRの枠組みのみを考えて始めると失敗しやすい。むしろ、やり取りが出来るのだから

blogs should be a way for companies to garner feedback on their products and services.

製品やサービスへのフィードバックを得られる場と考える方が良い。こう考えると、PRではなくリサーチに近くなる。「startup’s marketing strategy.」と初めに銘打っているのはこの辺を踏まえてなのだろう。出来上がった商品をPRするのであればいまのところ有用性の高いチャネルでもないというところなのだろう。

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原文の抜粋訳を資料置き場にアップしています。ご利用はこちらを参照ください。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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