前回に引き続きスパムの話、取り上げるつもりで前段だけで終わってしまっていたEsther Dysonのfriction-free commerce --> spam-free future について。
EmailにフォーカスしたInbox conferenceというカンファレンスに参加してまとめられたエントリ。カンファレンスのページに行くと冒頭に
Is your email system as healthy as it can be? Learn how to invigorate your organization's email life blood. Solve your biggest headaches. Create and operate the best email system for your business. Ensure the vitality of your organization.
とある。Blogをテーマにした集まりであるBloggerConがあるくらいなのでメールのみで語り合ってもおかしくはないが、「100+ speakers. 50 sessions. 5 tracks.」というサイズの大きさを考えると、世の中いろいろあるものだと思ってしまう。
スパム対策の現状
スパムの現状については、こうまとめられている。
Overall here, e-mail = anti-spam; there's little else being discussed. Everyone is stressing that there's no single answer, and in some way the market looks totally confused
まず、不便に思っている人が多いが、これさえやれば大丈夫という解決策が見つけられず、むしろ混乱していると言った方が良い。
the problem is now recognized and countermeasures are developing and evolving and will continue to evolve. People know there's a BIG problem and they are finally pulling together to solve it. the suspense is over (strains of Fukuyama's end of history, but history always comes up with *new* surprises).
このあたりの記述から、対策は各社力を入れ始めているものの、解決には時間がかかるということが感じられる。
特に引っかかることが予想されるのはどこか。
Only two points to make: The industry is all pulling together, but the real challenge will be to get the MIS departments of the world moving. What can we do to get the CEOs to start pushing their CIOs to put sender authentication in place? .
実は企業ネットワークなのではないだろうか?
網の破れ目となる企業ネットワーク
ISPは数が多いといっても、ごく小さいところを除くとそう多くない。業界全体の課題として各業者が動けばそれなりの対応レベルには早晩到達することだろう。対して、企業のネットワークは統治権がCEOを中心にしたマネジメントチームに集約しているため、どこまで手を打てばいいのか、もっと言えば何らか対策を打つ必要があるかないかはそれぞれの自治権に依存する。よって対応レベルはまちまちになる。こうして、ネットワークに抜け穴があれば撲滅には至らなくなる。
そして、このカンファレンスをサンプルにすると
now I'm sitting in a panel of CIOs and I asked the same question: "are you prepared to implement Sender ID?" Excuse me, but they didn't even understand the question. One started talking about how he wants a personal spam filter. Another said yeah, we're a PR firm and we really are careful about what we send out.
ということで、こちらも道は長そうである。
So, guys, we have a big education challenge ahead of us!
ということで、じっくり戦っていくことはやらなければならないが、一番効果が高いのはマイクロソフトがいい動きをすることになるんじゃないか。
Bottom Line
もう一つInbox conferenceで気になったのは、Socialtextがカンファレンスに絡んでいることである。ページ右の方の「Event Workspace」に専用スペースへのリンクが張られており、発表の概要や関連情報がまとめられている。案の上CEOのRoss Mayfieldも参加しているがカンファレンスのページにBlogではなく、wikiスタイルの彼らのサービスが付加されるケースが増えている印象を受けている。Blogをあちこち探すよりもこうしてまとめられている方が(当然のことながら)探し易いので訪問者としてはありがたい。検索+人力編集という方法はいいツールと一定量の認知さえあれば広まっていく力を感じている。
このところウェブが最も変化しているのはエッジの部分ではなく、ボトムラインなのかもしれない。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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