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Googleの未来、Grooveの今

2004/05/13 01:34
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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Jon UdellがGoogleのシステムについて触発されてまとめた記事「Google’s supercomputer」をまとめている。コアテーマは

Centralization and decentralization are the yin and yang of computing.

ということで、インターネット全体を視野に入れたインフラアーキテクチャが今後どうなるかの議論である。
 
 
Googleから見えてくる未来
 
Googleのシステムがこうも話題になるのはなぜか。Googleという会社の注目度の高さはもちろんとして、登場の背景に理由がある。Googleの秘密が明かされる以前は分散コンピューティング、すなわちインターネットそのもの、もしくは狭義に解釈するとP2P的な世界観が次世代の可能性として良く語られていた。

In an era when decentralization is in vogue and loose coupling is regarded as the only way to achieve planetary scale, Skrenta’s essay touched a nerve, suggesting that the right kind of centralized and tightly coupled architecture has no practical limits.

その後、分散でもユーティリティ・コンピューティングの方に潮目が移っていくにつれて完全な分散であるP2Pではない方向性に脚光が当てられ始めていた。そこで出てきたのがGoogleのシステムである。

“they’ll make the network itself disappear into the universal virtual computer.”

というTim O’Reillyの言葉通り、分散したネットワークを仮想的に一台のマシンのごとく統合して地球規模で使用できるサービスが実運用されていることになる。

こうなると、話は当然変わる。「wake-up call」後の世界は

So should we say that the computer is the network, or that the network is the computer? Both statements are true.

ということで、コンピューティングとネットワークが一緒くたになる。ユーザーはサービスを受けたいのであって、ネットワークを繋ぐことは手前のステップでしかないことから考えると、自然な進化である。
 
 
Grooveの今
 
そう書いている裏で、Grooveの共同創業者とVPのJack OzzieとMichael HelfrichにJon Udellがインタビューしていた。アーキテクチャや技術的な話がメインとなっているが、最後のワンパラグラフが現状をシンプルにまとめている。この部分のみ引用して締めたい。

Groove's transacted/synchronized storage model envisions a species of applications that don't yet exist outside of Groove. Likewise its hyperlinking model envisions collaborative scenarios that don't yet flourish outside of Groove. Such applications and scenarios would present thorny usability challenges even if there were no legacy to consider, because the total experience is so different from what we're conditioned to expect. Of course there is a legacy. Reconciling it with Groove is incredibly hard, but there's been steady progress all along, and V3 is another big push forward.

日本では違う文脈で脚光の当たってしまっているP2Pだが、今後どのような位置づけになるのだろうか。SNSも含めて全てネットワーク側に吸収されていくシナリオをメインとしつつ、役割が無くなっていってしまうのだろうか。それとも、Ariel Networksも同様に、組織形態の流動化と合わせて中間的に組織される社会集団をフォローする形で進化していくのだろうか。

答えは技術ではなく、人のライフスタイル、ワークスタイルが握っていると見ている。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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