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CNET Japan ブログ

LinuxはデスクトップPCの「用事」を片付けているか?

2004/04/29 00:52
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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Linux関連のエントリに断続的に出会っている、流れが出つつあるのでLinuxを。

近頃増えているのはデスクトップLinuxの話題である。記憶の濃いものをクリップすると

・BeyondVC Linux on the desktop (Continued)
In an earlier post, I talk about 2004 as a year where Linux begins to make inroads on the desktop.
・Dan Gillmor Linux on desktop gaining in OS race
While I wasn't paying sufficient attention, the proverbial tortoise has been playing some serious catch-up.
・Amy Wohl's Opinions Looking At Desktop Linux
I can certainly agree that by 2004/5 the ramp will be rising in the U.S. market.

と、市場が立ち上がりつつある感覚を伝える記事が目に付く。
※Amy Wohlの記事については過去「the future of computing」というエントリでまとめている。

何が起きているのか、BeyondVCで紹介されていたInfoworldの記事、Linux on the desktop: On the way, slowlyにて現状を確認したい。

記事は先日Novellに買収されたXimianのvice presidentであるNat Friedmanへのインタビューを核として構成されている。

まず、ソフト自身の成熟度として

he often gets questions from desktop users, such as "When will Linux be ready for the desktop?" But those are the wrong questions, because for many desktop users, Linux is already ready, said Friedman, a developer of the Gnome Linux desktop.

多くのデスクトップユーザーにとってベースになるところは概ね揃ってきているという。

とはいえ、市場の普及状況を見るとまだまだである。

Google statistics show that 1 percent of its search requests come from Linux machines, 3 percent from Apple Macintosh PCs, and most of the rest from various versions of Windows.

推定値で市場の1%程度。身近な感覚でもシステムの開発に携わっている人以外でLinuxを好んで使っている人に出会ったことがない。デスクトップ市場の覇者がマイクロソフトである事実は動いていない。

数値の中身を覗いてみると

Instead of aiming for home desktop users, Linux vendors need to identify areas ripe for switching to Linux, including Unix workstations and enterprise desktops where the users run just a handful of basic programs like office and e-mail software, Friedman said. Linux isn't yet ready for home users who want to run genealogy software or most video games, he said, because those applications haven't yet been ported from Windows to Linux.

家庭用途には環境が整っておらず、UNIXやその他企業向けの環境からの入れ替えとなっている。LinuxはWi-Fiと似たような普及パターンを持っているところもあるが、Wi-Fiが家庭内や小規模事業者を中心に普及とデスクトップ市場では違うシナリオで市場浸透している。

法人を中心とした普及シナリオになっている理由

Linux on the desktop makes the most sense in corporate settings, Hall said, because corporations have systems administrators and service contracts to help desktop users migrate to Linux. Corporations can save money by using Linux on the desktop because, compared with Windows, Linux crashes less often and is less prone to virus attacks.

システム部門が習熟して社内サポートを提供出来るようになると運用コストを下げられるケースがあること、また一つ上の引用になるが、ホームユースで要求されるアプリが揃っていないことから、法人での利用のみが進んでいる状況になっている。

米国外の市場で採用事例が出てきていることは以前触れた通り。

Linux on the desktop especially makes sense in countries outside the U.S.

He gave examples of Linux desktop adoption, including large-scale adoptions in Spain, Brazil, Thailand

Hall predicted that 2004-05 would be "the age of Linux on the desktop." As falling prices make computers affordable for people in developing countries,

以前と変わらず淡々とシナリオが進行している状況が見えてくる。サプライズはないが、着実というところか。

来るべき何かをヴィジョナライズするエントリもいいが、こうして足元を押さえるエントリもしっかりと。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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