ビル・ゲイツが有名なブロガー達を集めて、フリーディスカッションを開いたそうです。そこでのDRM(著作権保護技術)の話題について。
TechCrunch Japanese アーカイブ ? Bill Gates、DRMの未来について語る
Gates
はDRMについて次のように述べた。現状については誰も満足していない。合法的な使用と非合法な使用の判別方法が、合法的な購入者にとってあまりにも負担
の大きすぎるものになっている。誰もまだうまい解決法を見出していない。DRMにはきわめて大きな問題がある。もっと柔軟なモデルが必要だ。たとえば
アーティストをfor lifeで購入できるオプションなど
(原注:この部分はどういう意味で言われたかよく分からない)。GatesはまたDRMは情報をそれぞれのコピーごとに埋め込むためデバイス依存の仕様に
なっていることも批判した。彼はユーザーに短期的なアドバイスをした?CDを買ってリッピングすべし。これなら合法的だ。
最
後にGatesは「DRMは最終的な解決にはならないだろうが、かといってこれがデジタル音楽の新しい利用モデルだ、新しい利用モデルに基づいた料金モデ
ルだというものもまだ示せない。結局〔アーティストの〕インセンティブを引き出すシステムが必要なのだろうが、今のところインセンティブについても相互運
用性についてもうまくできていない」
Microsoftはご存知の通りWindows Media DRMでかなりDRM市場で存在感を持っていますが、ビル・ゲイツ自身はまだこれがベストだとは思っていない様です。
YouTubeでも著作権について議論が交わされましたが、私が不思議だと思うのは、TV局やレコード会社等の声は色々聞こえてくるものの、アーティストの意見を全然耳にしないことです。ひょっとしたらアーティストの中には、『多少YouTubeで流れたってむしろ大勢の人に見てもらえるし、別に売り上げ減るとも限らないしいいじゃん。』という考えを持っている人もいるのかもしれません。また、日本のiTunes Storeで
はなかなか邦楽が増えませんが、アーティスト自身は提供したがっているという噂も聞きます。もっと張本人であるアーティストが声を出してくれるといいんで
すが。ビル・ゲイツの言う所の『アーティストのインセンティブ』をアーティスト自身はどう求めているのか? 作品を広く普及させられればリターンはある程
度でいいのか、それとも流通を滞らせてまできっちり事細かく課金したいのか? もっと声をだしてください。
それにしても、大企業が、しかも影響力のある人が、ブロガーを集めてこういう議論の場を設けるって素敵ですね。日本でもブロガーの地位がもっと認められるようにみんなでがんばりましょう。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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