さて、この4つ巴でなにがどうなるかという順列組み合わせであーでもない、こーでもないというのが今週の流行のようです。
流行ならば乗らねばなるまい、と。
なんといってもまずインフラが弱いので、うまくローンチにこぎつけたとしてもかなり厳しいんじゃないでしょうか。iTunesを5万人がいっせいに使うような状態にでもなったら結構大変な事になっていそうな気がします。iPhoneに限らずインフラ増強という意味でもWimaxは欲しかったんでしょうが、幸か不幸か選に漏れてしまいましたのでiPhone的なサービスを携帯の電波でやるというのはかなり苦しくなったといわざるを得ないかと。Yahoo! BBの無線LANセットと組み合わせてとか、”クロスメディアでユビキタス”な構想がないとiPod Touchとの差が良くわからないものになっちゃう可能性が高いぞ、と。
たぶん、テクニカルには一番無難かつ妥当な線だと思うのだけれど…。ドコモが持つ充実したインフラと巨大なユーザーベースはシェアの下落を一番嫌うんだろうし、iPhone関連でサービス構築費や10%のキックバックが発生したとしても顧客維持コストと割り切ってしまっても充分に意味がある。なんといってもソフトバンクへの顧客流出を防ぐというだけで、意味が大きい。
あとはAppleがiモードマークを付けたがるかどうかだ。
実は至極当然な提携で、それほどエポックメイキングなニュースであるとも思えない。
例えば「BlackBerryとWindows Mobileのフタマタ」とか「HSDPAとWiMAXのフタマタ」とか、ドコモさんはいろんな施策を打つのが得意だ。また、No.1キャリアとしていろんなニーズに対する施策を仕込んでおく義務と責任と意思がある。
携帯電話関連の開発を任されつつある日本のグーグルさんにしても「商業的に成功」しているソフトバンクや「いち早いCDMA化のアドバンテージで成功」したauさんよりはYRPをはじめとしてまじめなR&D要員をそれこそ山のように抱えているドコモさんと組むのが妥当な選択肢だろう。
逆にこの提携によってドコモの戦略展開に何らかの縛りが出るという見方は早計だろう。ドコモにとっては総務省やグループ会社をはじめとする「日本スキーム」が最大の制約条件なので、そちらに悪い影響が出る - 総務省から「国内メーカーに利益を落とさないんだったらそれって国益に反するってことだよね」とか言われる可能性は避ける。逆に、ドコモを窓口として技術的なフィードバックが国内メーカーに対して提供されるということだろう。そのバーターとしてグーグルはより使いやすいSDKとかを得て、欧州やアフリカ・南米などで安くユニバーサルサービスができるプラットフォームを提供すると。で、国内メーカーはその波に少しだけ乗っかれる、と。
あくまでも可能性の話だが「日本携帯の船頭」としては乗っとかなきゃいけない話だ。
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