最終更新時刻:2010年2月10日(水) 13時27分
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iPhoneみたいなオープンプラットフォームは胴元しか儲からないし、iPhoneコンテンツは最後はアタリショックになる

公開日時:
2009/08/10 00:47
著者:
村上 福之

■iPhoneのAppStoreバブルに穴が開いた気がします。

これは...アタリショックに似てるかもしれません。

アタリショック:1400万台売れたアタリのゲーム機が、自由にソフトの開発・流通をできるようにしたところ、安価で質の悪いソフトが大量に出回り、急速に市場は急拡大したが、1982年のクリスマスに市場が自滅した。詳しいことはWikipediaを見よう。アメリカ人がゲーム機市場に積極的にならなくなった元凶。 

個人的にコンシューマー向けで個人が容易に参入可能なオープンプラットフォームは儲からないんじゃないかと思ってます。理由は、参入障壁の低いビジネスは、基本的にしんどい.......って、どこのマーケティングの本でも書いてあるからです。たぶん、iPhone3.0で月額課金が追加されても、焼け石に熱湯だと思います。B2Cのオープンプラットフォームは「楽しい」です。熱いソウルを感じる世界です。寝る間も惜しんで作り続け、エンジニア脳はヒートアップします。しかし、ビジネスモードに戻ると、途端に、しんどくなります。ニフティやベクターでシェアウェア作るのと変わらない世界かもしれません。

経験的にオープンプラットフォームで儲かるのはB2Bだと思ってます。なぜかというと、B2Bは顧客が限定されてますし、条件もニッチですから各業界に対する参入障壁がありますし、営業は直接営業ですので間接営業コストが低いのにも関わらず、単価が高いからです。その上、作るほうはオープンプラットフォームなので、開発コストは抑えられるからです。うちでもiPhoneの法人ソリューションの話が月に一度は出ます。しかし、B2Cと違うのはニッチなので売り上げは出るのですが、天井が低いことです。

■ガラパゴスはアタリショックから学習している
ガラパゴス型コンテンツビジネスとiPhoneの大きな違いはクオリティコントロールだと思います。任天堂もiモードもコンテンツを審査します。iPhoneは審査というより「承認」に近いです。前者は「カイゼン」であり、後者は「足切り」じゃないかと思います

iモードも、最初に割礼として企画書を書かされますし、それなりにコンテンツとして何がすごいのか説明できないと審査が通らないです。企画書をリライトする機会も多いです。「漫画家の持ち込み」みたいですね。サービス運用後もいろいろアドバイスをいただけることも多いです。任天堂のゲームの審査も足きりではなく、アタリショックを避けるためのクオリティコントロールと言う意味の方が強いと言われてます

一方、iPhoneは審査に落ちても、そんなに詳しく面倒みてくれないときも多いです。ただ、今のアップロードの数を見てると中国の奥地で大量に人を雇わない限り、クオリティコントロールなんか出来る数ではないと思います。一度下げた参入障壁は上がらないです。

あえて、避ける方法があるとすれば、認定制度などを作って、彼らがQCをきっちりすることかもしれません。 クオリティ保障がされているものでしたら、多少高くても、買う人は買うでしょう。

しかし、iphoneそのものはインターネットとコミュニケーションという最強のキラーアプリケーションを持っているので、廃れることはないと思います。 

iPhoneとAndroidはどっちが普及するかという議論をしてる人がいます。しかし、普及以前の問題で、どちらも、クソゲー貧乏クリエイター量産プラットフォームにならないか心配です。グローバルでオープンでクソゲーをいっぱい作るくらいなら、ガラパゴスでクローズでドラクエ級に面白いものを作ってくれた方がいいと思います。

 

 

 

 

 

※一応書いておきますが、一部、100万本以上アプリを売りさばいているところも、もちろんたくさんあります。ですから、そんなにネガティブにならないで。 

 

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09/08/10 19:53 修正:

はてぶより:

> fladdict 「国際展開を狙えないのならお金をドブに捨てるだけ」と書いたよ俺は!僕の
>エントリをちょっと恣意的に引用しすぎ。
> http://fladdict.net/blog/2008/12/iphone-rich.html 2009/08/10 

すいません!おっしゃるとおりです。センセーショナルに引用しすぎたと思います。修正しました!

 

 

 

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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