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今日は雑談Blog

2004/06/29 09:17
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umeda

シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。
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今年の初めに本欄のゲストブロガーとして登場していただいた村山尚武さんが、そのBlog「Sotto Voce」で、「beyond bullets」というBlogの筆者Cliff Atkinsonとの「Blogを通じて始まったやり取り」について書いている。村山さんが「A Positive Twist to PowerPoint」というエントリーで、CliffのBlogを参照して自らの意見を書いたら、「Sotto Voce」読者がCliffのサイトを読みに行った。アクセス解析をしたCliffが、それゆえ村山さんの日本語Blogを発見して、連絡してきたのだそうだ。

「内容の転記は避けるが、要旨としては「取り上げてくれてありがとう、翻訳サイトで訳そうとおもったけど、うまく翻訳してくれないので、どんなことを書いたか教えてくれない?」というものであった。」

「「うまく翻訳してくれない」という部分の原文は、"lost in translation"という表現であった。このblog経由でBeyond Bulletsを見に行った人がけっこういたため、アクセス解析をしていて「どうも変な日本語のblogから来るヤツが多い」と思って尋ねてきたらしい。(その気持ち、良くわかる)」

とある。

パワーポイントを使ったプレゼンの権威

Cliff Atkinsonは、

「Cliff Atkinson is a leading authority on PowerPoint and organizational communications. As an independent management consultant, his clients include companies ranking in the top 5 of the Fortune 500.」

とあるように、「PowerPoint and organizational communications」の権威で、米国大企業などを顧客にコンサルタントをしている人だ。この「beyond bullets」というBlogも、サブタイトルに「people communicating with people」とあり、人と人とのコミュニケーションをテーマとしている。村山さんはCliffをこう紹介している。

「"Beyond Bullets"というblogを最近見つけた。パワーポイントを使った有効なプレゼンテーションの仕方について、Cliff Atkinsonという人(けっこうな大企業を顧客とし、コミュニケーション方法に関するコンサルティングをしているようだ)が毎回何がしかアドバイスを授ける、という形式である。」

村山さんは在米だが、ネット上ではどこに住んでいるかというのは関係ない。とすれば、「日本に住み、日本語ででも、心に残った海外のBlogについてきちんとしたいいBlogを書けば、それだけで、米国の(いや世界中の)一流の仕事をしている人(Cliffのような)と、直接交流を持てる可能性がある」ということ。これは、特に若い人にとっては、とても素晴らしい機会だと思う。

ところで、村山さんというのはとても親切な人で、その親切な人柄がそのまま表れているような新しいBlog「Ask Naotake」を最近立ち上げられた。サブタイトルに「〜尚武に訊け〜 1日1文。英語表現お任せBLOG!!あなたの疑問にお答えします。」とあるように、サイト読者からの「英語表現」についての質問に、丁寧に毎日答えているものである。本欄読者の方もぜひお試しあれ。Cliff Atkinsonから、そういう問い合わせメールを受け取ったのに対する返信も、全文を公開されている。

「Cliff: Thank you for noticing and checking out my blog. I blog a lot about other people's blogs and try to introduce what I find interesting, stimulating, inspiring or simply amusing to the Japanese audience.」

で始まるCliff宛メールの全文は、日本の若いBloggerが、もしも似たような状況になったときのために、とてもいいテンプレートになると思う。

ほとんどのビジネスプレゼンは価値がない

さて、前置きが長くなってしまったが、実は今日ご紹介したかったのは、村山さんと同じくCliff AtkinsonのBlogを参照した「The Torturous World of Powerpoint」である。このBlogは、Mobius Venture Capitalのマネージング・ディレクターであるBradley Feldが書いたもの。

「I've looked at thousands (tens of thousands?) presentations pitching new businesses since the mid 1990's. The vast majority of them suck. Unfortunately, it's not Powerpoint's fault (no - it wouldn't be better if Freelance has become the standard).

It's the content creators fault. Edward Tufte - a master of The Visual Display of Quantitative Information, thinks Powerpoint is evil and corrupts absolutely. Blogs like Beyond Bullets help reduce the corruption, but given that I'm trying to get a very specific set of information in a short period of time (usually 30 - 60 minutes), more specificity about what I think is "good" is probably helpful.

Several years ago, Chris Wand (one of the guys that works with me at Mobius Venture Capital) put together a list of questions that a pitch to a VC should address. The world would be a better place if all entreprenuers could automagically incorporate this outline into their pitches - at least to me.」

自分は大量のビジネスプレゼンテーションを見てきたが、ほとんどはsuck(価値がない、最低だ、最悪だ、むかつくほどだ、不快だ、というような意味)だ。それはパワーポイントのせいじゃなくて書く奴のせい。これがBradley Feldの言い回しだが、引用した全部を読むと、Cliffの「beyond bullets」で解説している「パワーポイントを使った有効なプレゼンテーションの仕方」と、Feldが考える「what I think is "good"」な「a list of questions that a pitch to a VC should address」を組み合わせることがとても大切なようである。

その質問リストは、15カテゴリーに分かれ、全部で50個ある。ビジョン、市場機会のサイズ、製品・サービスの内容、顧客、訴求価値、顧客獲得方法、売上モデル、開発ステージ、マネジメントチーム、資金調達、競争、提携など、この質問リストはかなり網羅的で利用価値が高いと思う。興味もある方はぜひ原文をチェックリストとしてご活用ください。

村山さんは、起業家のプレゼンテーションに何を求めるかの詳細なこのリストについて、

「「もっともだけど、ずいぶん長いな」と思っていたら、その一覧表に対し、Tim Orenが自分のblogでコメントしていた。

You may not want every one in your main narrative, but they should all be available in the backup.

そりゃそうだ。でも、ああいう風になまじリストとして提示された場合、こうしたリストをマニュアル的にしか処理できない人の場合、どれをどう取捨選択するかでたいそう悩むだろうな…。」

この「こうしたリストをマニュアル的にしか処理できない人」というところがキモである。こうしたマニュアル的情報は巷に溢れているわけで、こうしたマニュアル的情報を参考に、いかにマニュアル的でなく個性的にできるか。そのあたりに成功のヒントがあるように思う。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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