Google Code Jamというプログラミングコンテスト(CNET Japan速報記事「米グーグル:「プログラミングコンテスト出場者を求む」」をご参照)が10月から11月にかけて開かれる。
参加資格は18歳以上(世界中の誰でも)。予選はオンラインで、決勝(トップ25人)はシリコンバレーのGoogle本社で行なわれる。腕自慢の日本人プログラマーたちには、この機会にぜひその実力を発揮してほしい。Google Code Jamのファイナリストといえば、これから腕一本でプロとして生きていきたい若い人にとっての大きな勲章になる(中途半端な学歴なんかよりうんと価値がある)。ファイナリストに残る日本人がいれば、日本人プログラマーの実力が世界でもトップレベルにあるという事実を、広くアピールできるだろう。
先週この発表があったとき、Googleの発表内容にはやや曖昧なところがあった。海外からの参加者が25人のファイナリストに残った場合に、Google本社での決勝に来るための飛行機代やホテル代は誰が負担するのだろうという点において。そこで、Googleの友人に問い合わせると共に、自己負担である場合には、シリコンバレーの仲間たちと一緒に作ったNPO(非営利組織)・JTPA(Japanese Technology Professionals Association)で、日本からのファイナリストの旅費・宿泊費を負担しよう、と相談していた。
決勝進出者の旅費はGoogleがサポート
たぶん、Googleにも多くの人から問い合わせがあったのであろう。ファイナリストの経費負担については、こんな文章がGoogleサイトに加わった。
「Google will provide travel accommodations for each finalist to attend the Championship Round. In addition, Google will provide overnight accommodations and all travel arrangements to and from the airport, as well as to and from Google’s headquarters. All other expenses are the responsibility of the contestant.」
日本の皆さん。というわけで、決勝進出した場合、Google本社での決勝参加に関わる経費はすべてGoogle負担ということが明確になりました(少し心配だったので、Googleの友人に、本当に海外からの飛行機代・ホテル代も全部出すのだろうねと、再度ちゃんと確認しました)ので、心置きなく、コンテストにご参加ください。
「Registration will open on Wednesday, October 1 at 8:00AM EDT and will close on Wednesday, October 15 at 5:00PM EDT. Registration is unlimited.」
登録は、東海岸時間の10月1日午前8時から10月15日午後5時までの間です。
第一位から第四位までは賞金も出る(1位1万ドル、2位5,000ドル、3位3,500ドル、4位1,250ドル)と書いてあるが、詳しく読むと賞金がもらえるのは、
「Australia 、Canada (excluding Quebec) 、China 、India 、Ireland 、New Zealand 、Sweden 、United Kingdom 、United States (including the U.S. territories of Guam, Puerto Rico and the U.S. Virgin Islands)」
の国の人に限られるという。
「Participants who do not meet the citizenship requirements to win prize money are still eligible to compete.」
上記の国々の人以外も、賞金はもらえないがコンテストに参加できる、とある。
たぶん税金の問題だと想像するが、ただいまGoogleに問い合わせ中。詳しいことがわかったら本欄で続報します。
コンテストの勝者には賞金以上のチャンスが
Googleの友人に、僕がこういう呼びかけを本欄でするよ、というメールを送ったら、彼からはこんな返事が来た。
「Yes, it's a really cool contest. I'm pretty excited about it myself, and would *love* to see a ton of great Japanese programmers enter it.
In the meantime, do be advised that the contest *is* open to top-class programmers of all countries including Japan. (The prize money will be donated to charity instead.) The winner will still get the fame, maybe a career opportunity at Google, and I think the latter is easily worth the prize money! :-)」
(クールなコンテストだ。僕もとてもエキサイトしている。たくさんの素晴らしい日本人プログラマーに参加してほしい。賞金は寄付しなきゃいけないにしても、日本を含む全世界のトップクラス・プログラマーに対してこのコンテストはオープンだということを強調しておいてくれよ。優勝者は称賛されて有名になるだろうし、GoogleからJob offerということになるんじゃないかな。そしてそれは賞金以上の価値だと思うからね)
さて、コンテストの仕組みとスケジュールであるが、参加者全員から500人にふるい落とす「Qualification Rounds」、500人を250人に絞る「Online Elimination Rounds 1」、250人から25人に落とす「Online Elimination Rounds 2」。ここまではすべてオンラインなので、自宅から参加できる。そして、ファイナリスト25人はGoogle本社での「Onsite Championship Round」に進むことができる。
「Use Java, C++, C# or VB.NET. Pick any of these programming languages to code your solutions. All are acceptable and none is given an advantage.」
がプログラミング言語についての制約。
「The Practice Arena will open on Wednesday, October 1 at 8:00AM EDT and will be available for the remainder of the tournament.」
Practice Areaというのがどういうものなのかよくわからないが、「Qualification Round」が始まる2週間以上前から、練習場がオープンするらしい。
プログラミングコンテスト専用のサイト
ところで、このコンテストは、Topcoderというシステムによって運営されるようだ。Powered by TOPCODERと書かれている。プログラミングコンテスト専用サイトである。Press Releaseによれば、2001年にオープンされたサイトらしいので、日本の専門家の方々はよくご存知のサイトかもしれない(僕は今回初めて知った)。
いろいろなものがあるのだなぁと思うと共に、プログラマーが自らの実力をアピールするための方法や場についても、ある種の標準化が進んでいるということに少し驚いた。一流プログラマーを世界中から発掘して、スポンサー企業に就職やプロジェクトを斡旋することで収入を得るのが、TOPCODERのビジネスモデルなのであろう。
日本で閉塞感を感じる、ということを若い人からよく聞くことがある。そういう人たちは、たとえばこのGoogle Code Jamのようなチャレンジへの参加もそうだが、TOPCODERサイトなども利用して腕を磨き、世界中どこに行っても飯が食えるようになればいいのである。少なくともアメリカという国は、こうした自由参加できる競争の場が至るところに設定されていて、ルールに則ってその競争を勝ち抜いた人はちゃんと面白く生きていける場が用意される国なのだから。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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