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Googleの現代IT産業における意義を50代、60代の人に伝える

2003/06/10 10:05
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umeda

シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。
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「インターネットの存在や意義は知っているが自分では使っていない。Googleなんて聞いたこともないし、むろん使ったこともない。でも知識欲は旺盛で、新しい事象を理解しその意味を考えることができる程度には、十分に知的である」そんな50代、60代の読者を想定して、Googleの現代IT産業における意義について、400字詰め原稿用紙5枚以内でまとめなさい。

果たして皆さんは、こんな課題をもらったら、どんな文章を書きますか?

僕が悩んだ挙げ句に書き上げたのは、こういう文章である。

グーグルが切り拓くIT産業の新地平: 日本が学ぶべき起業家精神の原点

6月8日(日)付け産経新聞「正論」欄に掲載された(ちなみにタイトルは新聞社側がつけたもの)。

産経新聞社からは、僕の個人サイト・アーカイブへの原稿転載を許可してもらっているので、そちらにアップしました。

CNET本欄の読者層と産経新聞「正論」欄の読者層はほとんど重なっていないと思うので、是非リンクをたどって読んでみてください。ただ、正直に言うと、僕も書きながら、弱り果てた。我ながら、無謀なテーマを設定したものだと。特にちょっと字数の制限が厳しかったな。

若い人は分かっていない権力者に分からせる能力が重要

ただ、時にはこういうエクササイズも、重要なのである。よくも悪くも、日本は年功序列社会で、「最先端の知識やスキルはないが、そこそこ知的レベルは高い」という人たちが、依然としてあらゆる場所で力を握っている。そんな日本で、何か最先端に関することをやろうとしたら、こういう人たちを説得して、組織を動かしたり、資金調達したり、人を集めたりしなければならない。だから、ここで仮想的に置いたような読者をイメージしながら、某か自分に関係する最先端の事象を、自分の論理で、端的に、わかりやすく、自分の言葉で説明できる、というのは、ものすごく重要なことなのである。

うーん、そんな日本は嫌だ、トップこそもっと最先端のことを理解してくれないと・・・。そんな声がCNET読者からは聞こえてきそうだ。

確かに僕もそう思うこともあるが、トップが何から何まで自分より優れた人だというのも、それはそれでけっこうタフなものですよ。エリック・シュミットやアンディ・グローブのような経営者の下で働くのは面白いだろう反面、おそろしくきついのは想像に難くない。

若くて優秀な人にとっては、日本のそんな現状をうまく利用して、とにかく何かを成し遂げてしまえというアプローチが有効な場合もある。

そんなときに重要なことの一つに、こういうタイプの文章を書く訓練をすること、というのがあるのではないかと思ったので、ご参考までと思い、僕のトライアルをご紹介した次第。

もちろんこんな課題に、模範解答など存在しない。書く人の数だけ解があるわけですから、これぞ真の解なりと自負する文章を書いた方がいらっしゃったら、ぜひコメント欄に書き込んでください。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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