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CNET Japan ブログ

このBLOGのこれからについて

2003/03/13 17:58
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プロフィール

umeda

シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。
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昨日の続き。このBLOGのこれからの方向性について。

結論からいうと、このBLOGをまもなく終了し、新年度(4月上旬)からCNET Japan上で、原則毎日更新の新しい連載を始めることにした。新年度、新学期の四月に、気分も新たに何か新しいことを始めるのは楽しいことだ。

CNET Japan山岸編集長との議論の結果、連載タイトルは「梅田望夫・英語で読むITトレンド」と決めた。BLOGという名前は使わないことにした。「カジュアルに肩肘張らずに原則として毎日書く」というBLOGの良さは残しながらも、きちんと一般読者層を設定し、テーマも絞り込んだ連載とすべきだと考えたからである。

内容イメージとしては、このBLOGでここ1ヶ月くらいの間に定着しつつあるスタイルに近い。

たとえば、
3/9「インテルの新しい方向性」、
3/5「HPの成長構造を担うShane Robison」、
3/4「ITバブル崩壊がシリコンバレーの各世代に及ぼす影響の違い」、
3/3「シリコンバレー対ハリウッド、訴訟にはこんなにカネがかかる」、
2/27「シリコンバレーVCの新しいゲームのルール」、
2/23「エンタープライズソフト市場の今後のConsolidation」、
2/19「William GurleyのSoftware in a boxを読む」、
2/16「ムーアの法則の支配から脱却すべきなのか」、
2/5「FCCチェアマンのTiVo礼賛」、
1/17「フィオリーナの挑戦」、
1/17「コンテンツは糞か: Creative Commonsをめぐって」、
1/8「天才ゴードン・ベルのMyLifeBitsプロジェクト」、
1/7「Cash is Kingとゾンビ企業
みたいな内容をイメージしている。

それぞれのBLOGへのタイトルは、今、即興でつけたもの。しかしこの同じタイトルできちんとしたエッセイやコラムを日経ビジネスのような雑誌に書こうと思ったら、月に一本書くのも苦しい。そういう連載企画がもたらされたとしても、そんなたいへんな仕事は引き受けられないと、僕はきっと断っていたであろう。

あるテーマでエッセイやコラムを書くときは、そのテーマに関連した資料はすべて読み、その上で当該テーマに詳しい友人・知人と何度か議論して、誰も今までに書いていなかった視点をひねり出そうと四苦八苦する。だから毎月、三つか四つの書けそうなテーマを頭に描きながら、こんな作業を並行して続け、途中でテーマ自身を淘汰し、最後にテーマを一つに絞って、原稿を書き始める。そんな苦しい準備作業を伴うプロセスが不可避だった。それは、雑誌のエッセイやコラムにおける僕の想定ターゲット読者が経営者だったからだ。経営者に対してブリーフィングをする場合は、膨大な情報を咀嚼した上で、短い時間でそのエッセンスを、強いインパクトを伴って伝えられるかどうかがカギになる。そんなことを、文章を書く場合にもゴールとしていたから、どうも肩肘張ってしか文章が書けなくなっていたのだろう。

BLOG実験をやってみた個人的な最大の収穫は、そんな制約から自由になれたことだった。

これまで僕が対象としてきた人たちに比べて、CNET Japanの想定読者層は、ぐんと若い。

とすれば、すべての情報を咀嚼した上でエッセンスだけが提供されるブリーフィング・スタイルの文章がたまにアップされるよりも、考えるための素材(リードとなる英文の記事や論考)そのものと、それに伴う若干の解説や感想(ときには素材の紹介だけの場合もあるかもしれない)が、原則として毎日アップされるほうがいいのではないか。読むに値する記事や論考を選ぶ目だけは、十数年鍛え続けてきたから、それなりの自信がある。

そしてこういうスタイルなら、僕のほうも、毎日書ける。暇があるときならば、一日に四つでも五つでも書ける。それはこのBLOG実験を実際にやってみてわかったことの一つだ。

問題はそんな営みに価値が存在するかどうかであるが、CNET Japan山岸編集長(編集長といってもすごく若い、まだ20代半ばだ!!!)は、僕がこのスタイルで連載を始めることに、某かの可能性を感じてくれているようだ。ならばその感性に委ねて、新しいことを始めてみようという気になった。See how it goes! ということで。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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