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ITバブル崩壊がシリコンバレーの各世代に及ぼす影響の違い

2003/03/04 17:25
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umeda

シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。
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考え込んでしまう特集記事がSan Jose Mercury Newsに載ってから少し時間が経った。この記事のタイトルは、「How the tech crash became a generational divide」。世代ごとにバブル崩壊の影響がシリコンバレーでどう出ているか、という内容である。

「For the Silicon Valley workers most deeply affected by the implosion of the tech sector, the real impact of the downturn can't be measured by money alone. It is just as much about time … time invested in a career, time to rebuild ruined finances, time to hang on for the cycle of innovation to turn yet again.」

カネではなくて時間というファクターを重視したとき、20代、30代、40代、50代のそれぞれへのインパクトはどう違うか。

「For many workers in their 20s who came to the valley to ride the dot-com wave, the current recession is at worst a minor setback, not a life-altering event. Those in their 30s had farther to fall. But with time to start anew, they've come to see the downturn as a chance to re-examine the role of work in their lives. Most workers in their 40s don't have time for introspection. They worry about just surviving in world of diminishing choices. Many tech veterans in their 50s enter the final stages of their working lives facing a dilemma: They cannot afford to retire, yet they are at a disadvantage in a job market that favors younger workers with cutting-edge skills.」

20代にとっては最悪でも「ちょっとした躓き」。30代は自分の人生における仕事の意味を再検証するチャンス。40代は内省している余裕などなく、減るばかりのオプションの中でのサバイバルを心配しなければならない。50代は、リタイアするカネもないが職もないというジレンマの中にいる。

20代の物語は、「Free to start over」。

30代の物語は、「A time to embrace life」。

40代の物語は、「Workers in their 40s feel trapped」。

50代の物語は、「Time running out for valley tech veterans」。

に詳しい。

スタンフォードのビジネススクールを出た連中、一流大学のComputer ScienceでPh.Dを持っているようなシリコンバレーのトップクラスの連中でさえ職が簡単には見つからない(歳を重ねれば一般的には条件が悪くなる)のは、不景気もさることながら、よほど意識しない限り、個の差別化が難しくなっているからだ。

ちょっとしたスキルならば、すぐにインドや中国や台湾のアウトソーシング先リソースとの競争になってしまう。

就職する、つまり人に自分を選んでもらう、のではなく、自分で仕事を創出しながら自らの差別化要因を積み上げていける「起業家としての生き方」のほうが「より合理的な選択」なのだと、もっと多くの人が気づく日も近いのではないだろうか。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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