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ベンチャー投資は今後2年間もっと苦しくなる

2003/02/02 16:08
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シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。
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さっそくAlways-onから、ベンチャーキャピタリスト、David Titus(Windward Ventures)の「2002 was a Pretty Good Year for Entrepreneurs」。ベンチャーキャピタルの機関投資家からの資金調達は、2003年、2004年と、さらに困難を極めると書く。これは米国VC業界の常識である。

「The above is not an opinion, it is fact.」

VC業界に未投資の金が$100bilも眠っているとメディアは書き続けたが、Davidの試算ではピーク時で$50-60bil。それが二年前のこと。

「What has happened since? Very simple. VCs have invested something like $65 billion in 2001 and 2002 while raising just over $35 billion (and
all of that was in 2001). That erases $30 billion of capital availability.」

その後の2001年と2002年であわせて、VCは$65bil投資したが、資金調達は$35bilしかできず(それもほとんどが2001年に行われた)、$30bilは投資原資が減少し
た。2003年は投資額と調達額の差がたぶん$20bilくらい出るだろうから、もっと未投資残金はもっと減る。バブル期に資金調達済みの資金を投資した後、もう一回投資家をconvinceして資金調達できるVCだけが生き残り、VC業界のバブルの調整が一巡する。全く彼の言うとおりである。

一つ前のBlogで紹介したインテルのクレイグ・パレットが去年秋に欧州で行なったスピーチの中で、彼が言っているconcern

「My other concern is that all upheaval in the technology financial community threatens to stall innovation. We are in danger of not keeping
pace with the demand for all these new technologies because of a lack of venture capital. If the VCs continue to remain on hold, we could see a drought of new ideas going forward.」

というのは、そういう調整中のVC業界が投資渋りをする可能性についてなのである。

以前本欄に書いたセコイアの資金調達の話も合わせてご参照。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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