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IT大手各社のデルへの対抗策

2003/01/30 06:32
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シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。
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最新のデル経営について、Upside誌の元編集長・Eric NeeがCIOINSIGHT誌に書いたコラム「Dell and the Deep Blue Sea」。主題は

「Dell Computer is extending its low-cost model into just about every computer box business around, writes Eric Nee. Is there any way to compete? No one's come up with one yet.」

デルはPCだけでなく、すべてのボックスビジネスにその低コスト事業モデルを展開しようとしていて、まだ誰もそれを迎え撃つ方法を編み出していないという問題。デルは、96年にサーバーを売り始め、98年にストレージシステムを売り始め、2001年にネットワーキング・スイッチを売り始め、今年からプリンタを売る。成熟して市場が十分大きくなってスタンダードが固まった段階で参入して、PC事業で鍛え上げた経営システムを新事業領域に応用して戦うのがデル経営である。

「The question companies like IBM, HP and Sun face: Can they compete with Dell in hardware markets where standards are already determined? Or should they move entirely into specialized hardware, software and services where Dell's unique approach doesn't have much leverage?」

この本質的な問いは、日本のハードウェアベンダーにもそのまま圧し掛かってくる重い問いかけである。

IBMは、

「IBM is focusing on hardware markets where it can offer unique technology, like laptops, or leverage its strength in services and software, like servers.」

という戦略を取り、うまくいっているが、HPとSunの戦略は迷走しているのというのがEric Neeの分析である。

Sunは、ハイエンド・ブティック

「a boutique provider of special-purpose computers and software-such as powerful engineering workstations and servers-that some customers will pay more for.」

とローエンド価格競争

「At the same time, Sun thinks it can compete directly against Dell with low-priced, general-purpose Linux servers.」

を両方やろうとして苦境に陥っているという。

結論は、

「To compete against Dell in computers, and increasingly in other parts of the hardware business, older firms are being forced to become more efficient, or get out and find other ways to meet their customers' needs. IBM is the one firm that has figured this out. The question for HP and Sun is whether they will follow suit, or go the way of United Airlines.」

シスコCEOのチェンバースも、競合はデルと言い切っているわけで、デルという企業の存在は、これからも、ボックスビジネス最大の脅威であり続けるに違いないのである。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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