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イスラエルのベンチャー投資

2003/01/28 04:46
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シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。
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毎日でないがたまにインドやイスラエルの新聞を読むと、面白い記事にぶつかることがある。エルサレム・ポスト(無償だが読者登録が必要)の「VC investments down 39% in 2002」という記事。2001年のベンチャーキャピタル投資額$1.6Bilから、2002年は$982milに落ちた。新聞というのはいずこも同じ、前年比で下がればこういう見出しをつけるが、それでも$982milも投資されたという絶対額はけっして小さいものではない。

日経のサイトの「Front Runner」欄のアレン・マイナー氏が、「日本のVC業界の課題」という文章の中で、怪しげな理論ではあるが、

「私はベンチャーファンド総額は国内総生産(GDP)1000分の1ぐらいが適度だと考えている(この数字については機会を改めて説明したい)。日本の2000年のVC運用総額は2300億円だった。これをGDPの1000分の1に当たる5000億円に近づけるには、どうしても年金からの出資が必要である。従来のVC出資を2300億円から3000億円へ増加させて、年金から2000億円を出資すれば5000億円となるので、それほど無理な金額ではないだろう。これで年金からの出資がベンチャーファンドへ占める割合も40%となり、米国の標準に近づく。(略) 米国のVC業界に追いつくといっても、2000年の900億ドルものベンチャーファンドを目指す必要はまったくない。900億ドルはこの年の米国GDPの100分の1に相当する金額。ネットバブルというより、ベンチャーキャピタル・バブルといえるだろう。私は目指すべきは95年当時の米国の水準だと思う。この年のGDPは7兆ドル、VCファンド総額が76億ドルで1000分の1を少し上回るあたりである。バブルではなく、順調に資金が回っている時をターゲットにしていけばいいと思う。」

と書いている。

彼の理論を応用すれば、イスラエルのGDPは、1100億ドル。つまり、$110Bil。現在の$982milという投資額はGDPの約百分の一で、経済全体に占める率がものすごく大きいことがよくわかる。イスラエルは相変わらずハイテク・ベンチャー大国なのである。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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