恐ろしいサイトを見つけました。

トップページを見てまず驚くことは、大手企業の主要ポジションの給与が表示されていることです。
メニュー構成を見ると、コンテンツは2つ: 「Ratings&Reviews」「Salaries」
企業のレーティングは5段階で評価されており、アメリカの大手企業が軒並み評価されています。その全ては従業員による評価であり、生々しい声が投稿されています。ただし、全てのレビューを見るには、自分自身も投稿する必要があり、まさにお互いの企業を情報交換するという色合いが強くなっています(一部大手企業は公開されています)。
内容を一部紹介します。Microsoftのある投稿では、「本当に優秀な人が働いている。同僚から多くのことを学ぶことができる最高の環境」とメリットと書く一方、同じ人が「会社が大きすぎて官僚的になっている。内部調整が多く、機動的な決断や方向修正ができない」とも書いてあります。必ずメリットとデメリットを書く書式になっているようです。

そして会社の内情だけでなく、主要なポジションの給与レンジまで公開されています。同じポジションでも地域や年次によって給与は変わるのでレンジ(幅)で表示されています。これもレビューと同じく、一部の大手企業を除き、自社を投稿した人だけが見られるようになっています。

大手の日本企業においては2chやMixiなどの書き込みを禁止し、リスク管理担当が日々チェックを行っています。しかしそこには雑多な情報があるため、書き込み内容を真剣に受け止める方は多くありません。
しかしGlassdoorでは自社情報を正しく投稿したユーザのみが見られるようになっており、見る限りでは情報の品質が高く維持されています。そのため、書かれている内容を真剣に見てしまう割合が高くなるでしょう。
これを企業側から考えると極めて高いリスク要因と考えられます。競合他社への人材流出、内部情報の漏洩、社内政治への活用、新卒・中途採用の見直しなど、影響が出る範囲は極めて大きくなります。日本でも類似サービスが大きくなってきた場合、新しいリスクマネジメントが求められるようになるかもしれません。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
雨出鴻介 on 2008/06/24
きむこうさん
はい、日本でこのサービスがそのまま適用されることは難しそうですが、逆に公開された会社の信頼度はぐっと高まりそうです。もしかしたら徹底的な情報公開を行う会社なんかが出てきて、一躍注目されるようなこともあるかもしれません。。 私もそんな企業だったら投資してみたいです!
内山英俊 on 2008/06/20
さぁやさん
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、企業のリスクだけに着目するのではなく、これをきっかけに環境整備や文化を変えるみたいな活動に結びついていく会社も出てくるかもしれません。貴重なご意見ありがとうございます!
内山英俊 on 2008/06/20
日本の企業の場合
労働時間とか給与を公開したら、いろいろと問題があるから
<労基法なんか「そんなのかんけーね」が多いから
ムリでしょうね。
海外のようにちゃんとワークシェアできたりしないと・・。
逆に公開できる透明性の高い企業の方が
投資するほうは、信用はおけそうな気がしますけど
きむこう on 2008/06/20
こういうサービスをリスクと捕らえるのは,後ろ向きかと思います.
Glassdoor = ガラスのドアですから,透明性が増し,健全な社内環境になるキッカケになると思えば,いいサービスだと思いますよ.
さぁや on 2008/06/20
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非常に興味深い反面、この種の情報開示は記事のご指摘の通り企業におけるリスクは深刻と思います。まず給与体系や就業規則等に関しては違法性が無い限り従業員の守秘義務の範疇じゃないかなあと思います。某所の牛肉偽装等と異なり、紹介されている範囲の情報はホイッスルブロワーとは言えない。企業内の風通しのよさと言うのは第三者的な場を介して行うものではそもそもないので行き過ぎのように思いました。貴重な情報ありがとうございました。