昨日(アメリカの現地時間で7/8)、googleが次元(3D)オンラインソーシャルワールド「Lively」(ベータ版)を立ち上げた。
概要は、cnetの記事をご覧頂くのが良いかも。
グーグル、「Second Life」ライクな仮想世界「Lively」を発表
さっそくイジってみたので、その辺りの一報を。
なお、詳しい原因は不明だが、あるルームに入ったら windows のブルーバック画面が表示されてOSごと落ちてしまったので(再現性あり)、大事なファイルなどは保存してから「お試し」でやった方が良いかもしれない。
windowsの”通称”ブルーバック画面を何年ぶりかに見た…
インストールはとてもカンタンで、クリックして実行させるだけでよい。
ブラウザ内で使うことがメインなので別アプリケーションが起動するわけではなく、インストールが完了しても一見何が変わったのかわからない。
が、livelyサイトのどこかのルームをクリックすればログインを要求され、googleのアカウントを入力すればいきなりそのルームに入れる。
このお手軽さは Second Life などの専用アプリを起動するサービスに対する優位性になりそうだ。
Second Lifeとの違ってアバターは、すでに用意されているパーツを組み合わせるもの。
といっても、Second Lifeのように体型すら自由にカスタマイズできてしまう方が珍しく、世に出回っている多くのアバターサービスと同じである。
出るところは出るメリハリのきいた顔つきや体型は欧米テイストだけども、けっこう可愛らしいキャラもできるので意外と日本人にもなじむ気がする。
カスタマイズ性が高すぎて、逆に思ったようなアバターを自力で作るのが困難な Second Life に比べるとお手軽で良い。
最初はいくつかのルームを回ってみると感じがつかめてくる。
今のところ、特別何か変わったことができるわけではないので「チャット」ぐらいしかやることが無いと言えなくもない。
部屋をいくつかうろついても、パーツの組み合わせしかできない現状では、どこも似たようなものばかりだとすぐにわかってしまう。

さて、日本語でのチャット方法だが、現状はメモ帳などの外部テキストエディタで入力したものを コピペ すると日本語入力が可能なのが判明している。
何とも手間のかかる作業だが、実はこれでも前進しており、昨日のリリース直後は日本人同士でローマ字で会話していた(笑
日本語が表示されることはわかっているので、その内に lively側 が対応するか、もっとカンタンに日本語でチャットする方法が見つかるだろう。
自分のオリジナルルームを作るのもカンタンだ。
「チャットはもういいよ」という方は、部屋作りをしてみよう。
まずは基本的な外観を選択し、そこにパーツを配置していくのが流れだ。
いくつかの「外観」はすでにほとんど完成形になっていて、いきなり立派な家ができてしまう。
が、それほど数が多いわけではないので、そのままでは他のルームとの差別化は難しい。
パーツの配置方法は、Second Life と同じように Inventory という4次元ポケットにパーツを保存して、部屋へ追加する。
なお、拡大・縮小すらできないので Second Life のような自由度は高くない。
ちょっとだけ遊べるとしたら、Youtubeの動画を貼り付けられること。
jumbotron(for video) か MagaScreen を持ってきて、edit メニューから gadget options... に Youtube の動画URLを貼り付ければ自動的に映像が再生される。
みんなで動画を見ながらチャットができるので、ニコニコ動画の3次元チャット版…と書こうと思ったが、チャットはリアルタイムに対し動画の再生はバラバラなので映像と同期したコメントはできない。この点ではニコニコとは全く楽しみ方が違うだろう。
Youtube と同じように、公開されているルームは自分のサイトやブログなどにペタッと貼り付けることが可能だ。
livelyがインストールされていなければ静止画像が表示されてlivelyへのリンクが張られるだけなので、特別問題はない。
もちろんlivelyがインストールされていれば、いきなり自分のブログ内に 3D空間 への入り口が1つ追加されることになる。入り口といってもページが遷移するわけではないので、ブログ内で3次元アバターを使った会話ができるという、なんとも不思議なことができてしまう。
Second Lifeよりは遙かにお手軽で楽しい。
「これはいよいよ、Second Lifeバブルの崩壊か?」と思ったけど、、、何か違う。
Second Lifeと競合というよりも、イメージは国産の Splume に近い。お手軽さと軽快さ、そして何より google ということで、Splume などの3次元コミュニケーションサービスは驚異になるかもしれない。
ただ、モノ作りが好きなエンジニアとしては何か物足りない。
google Gears(今はGears)や google App Engine がリリースされた時のドキドキ感が全くもってない。
クリエイティブの要素が実に限られていて、今後も制限が多い予感がする。何とも google らしくないのだ。
Second Life なら3次元空間内であらゆる形をカスタマイズでき、スクリプトによって動きを付けられ、高度な物理シミュレーションすら可能だ。
クリエイターの「モノ作りゴコロ」を揺さぶられる点では Second Life の方が google っぽい。
何か突破口はないのか?と考えてみた。
livelyは今のところ、Webサイトを表示させる機能はなく、Youtubeの動画か静止画を表示させるぐらいしかオリジナルな要素を取り込むことはできない。
ん? 静止画は表示できるのか…
ということで、某サイトのニュース記事をキャプチャしたものを表示させてみた。といっても今は静止画なので更新はされない。
プログラムを組んで自動更新させれば、外部Webサイトを表示しているように見せられなくもなさそうだ。
ただ、これでも Ajax のような非同期通信で自動リロードなどはできないので最初にログインした時から変化を付けられないかも。

google はもっと壮大な何かを考えているのか、それとも 20%ルール の中から面白いものができたからリリースしてみて世間の反応を見ているだけなのか、少なくとも google のサービスとしては今までと違った雰囲気を感じるサービスだ。
(新たなメディアを作って広告媒体を増やすだけなのかな?)
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