連休中、楽天テクノロジーカンファレンスへ参加してきた。
「そこで得られた有意義なお話でも書こう」と意気込んでみたが身のある話を忘れてしまったので感想文みたいなポストになってしまうことをご了承ください。。。
カンファレンス参加の主目的は、Ruby生みの親である「まつもとゆきひろ」さんのお話を聞きにいくことであったが、三木谷さんを始め、そうそうたるメンバーとお会いでき、良い刺激を受け、連休のど真ん中1日を費やした価値は大いにあった。
実は1年前にも、場所は六本木ヒルズで「まつもと」さんのお話を聞く機会があった。
当時もだいぶ Ruby という言語は普及していたが、今のように書店で関連書籍がズラズラと並ぶようなほどではなかった。
私自身はそこで初めて Ruby に関して詳細なお話を聞いたのだが、そこで受けた衝撃は今でも覚えている。
「プログラミングを楽しめる言語を創りたかった」
といった Ruby の設計思想は新鮮で、「これはスゴイ」と感激して帰宅後すぐに試したことを覚えている。
そのとき名刺交換できなかったのが心残りだったのだが、今回は懇親会などの場で直接お話ができたのは嬉しかった。
今回のお話は、楽天技術研究所フェローとなられたこともあって楽天での活動やお立場でのお話であったため、Ruby に関するお話はそれほど多くなかったのでここでは割愛する。
個人的には gree の CTO である藤本さんのお話が面白かった。
といっても話の内容というより、巧みなプレゼンスキルに感心しきり。
空気を読んでその場にいる方々を上手く話に取り込みながら、その場で発表内容を変更しつつ時間キッチリに終わらせるスキルは、エンジニアとは思えない技であった。個人的には ethna の今後みたいなお話も聞いてみたかったのだが…
今年は多々エンジニアの採用面接をしてきたが、楽天が技術者向けに開催したこうしたイベントに参加して、改めてどういう場で仕事をするのがエンジニアにとってハッピーなのかを考える良い機会であった。
IT産業はまだまだ若いとはいえ、ある程度の規模まで成長した有名企業であれば「充実した機器類」「豊富な資金」「多くの仲間」が揃っている。
小さな企業で何億円もするハードウェアやネットワーク機器をいじる機会などまずない。
では、やはりこうした企業こそがエンジニアにとって一番良いのだろうかというと…そんなこともない。
大きな企業になってくると、各人の担当する範囲が限定されてしまうのは避けられない。豊富な資金を自由に使える立場の人はごく一部であるし、仲間というものはプラスにもマイナスにも働くことがある。
小さな会社であれば、良くも悪くも広範囲にわたって担当しなければならず、自ずと様々な知識・経験がつく。トラブった時の助けなど期待できないので、たくましさも身につく。ある程度、自分の自由に、想いを込めた「作品」を創ることも可能だ。上記の「まつもと」さんも、大企業ではない会社のエンジニアである。
結局の所、キャリアアップに「どの道が正解」なんてもモノはないのだろう。
以前、弊社に面接に来たエンジニアにこうした質問をされたことがあった。
「大企業の方が勉強できる機会が多いんじゃないですか?」
私はそうとは限らないと思う。
勉強できる機会は大企業でも小さな企業でもあり、どのような環境であれ成長できるかどうかは結局の所、本人次第だろう。
ただ、まあ、せっかく若い業界なんだし、もっとエンジニア同士の交流が盛んになって大きな組織の経験と、小さな組織の体験が融合できるような業界発展がなされると良いなと思う。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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