何が欲しいものを考えたときに、いくら買っても場所を取らない書籍である電子ブックはその筆頭に浮かぶ夢だ。その夢が北米では先にAmazonのKindle(キンドル)でかないそうだ。

電子ブックリーダーはSONYと松下という二大メーカーがトライして揃って討ち死にした未開の新ジャンルだった。そういう中携帯電話で読める小説とかが一部世代に人気とかで、パソコンに紐づくのではなく自前で通信手段を持つデバイスである必然性が浮かんできた。そういう日本の状況も恐らく知った上で研究の末に出てきたのがこのAmazon Kindleではないかと思える。携帯電話網を利用したダウンロードサービスを使っているのだが、通信料金不要という今まで思いつきもしなかった仕組みで提供してきた。
パソコン経由だと、版元の意図に反したコピーが心配だが、独自ネットワークと組み合わせた専用端末ならそのリスクが減らせる。そして、データのバックアップはサーバー側で後からダウンロードのやり直しを保障することで回避している。今まで思いつかなかった実に上手いやりかただろう。
そして何よりの致命的欠陥、読みたい本がほとんど無いという状況に対して、世界最大の書店たるAmazon自らが手がけることでコンテンツを確保しているという強みは大きい。
北米で一定の成功を収めそうなKindleなので、その日本版をAmazon.co.jpが出すというのが一番現実的だろう。EVDOを使って低価格でサービスを提供できそうな会社というと、SoftBankのインフラを使うのが近道かもしれない。
Amazonはブランドを重視する多国籍企業なので、高速電話回線をつかったダウンロード機能をはずして出荷するということは考えにくい。Amazon Kindleにはデバイス自身でダウンロードでき、場所に縛られないという特性が必須と考えることだろう。
Kindleのニュースとほぼ同じくして、BCCK(ブックス)というWeb上に「本」のようなメディアを誰もが作れるサービスを知った。BCCKSのサービスをスタートするのに先立ち、デザイナー団体Tokyo TDCとの協力で、「TDC BCCKS the 20th Anniversary Exhibition」http://tdc.bccks.jp/ というイベントを開催するそうなのだが、この紹介サイトでできあがりの作品を見ることができる。
坊っちやん文字組101年とか何冊か読ませてもらったが、実に、本を読んだ という満足感があり、Webの文書とは違う文字組みのしさというものがあり、そしてWeb経由で表現できることに感心させられた。
従来型の書籍、DTPソフトの普及で粗製乱造される印刷物、美しさにこだわったWebで読める「本」、Fujisan.co.jp などで読める電子書籍、ケータイ小説、さらにAmazon Kindleといろいろな「本」があるなかでどれが、感動を与えてくれて次世代に残っていくのか、考えるのにちょうどいいタイミングだろう。
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takeshimaさん、コメントありがとうございます。auの方がより方式が近かったんですね。ただ、シェアと帯域幅の余裕とか考えると3番手のSoftBankが一番このサービスに乗るメリットがありそうに思った次第です。
それを言うならウィルコムかもですが。