最終更新時刻:2009年11月26日(木) 20時40分
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toto BIGの熱狂とネット時代的リスクヘッジ

公開日時:
2007/05/15 01:47
著者:
坂本多聞

toto BIGが、夢の6億円のチャンスと注目をあつめ、システムの過剰負荷によるトラブルまで起きている。従来は人気が出ずに売上不振だったのに、この突然の熱狂はなぜ起きたのだろう?

一番の違いは、
従来toto :買い手側が予想して当たりを買う「勝ち馬投票方式」
toto BIG :ランダムな当たりを運に任せる「宝くじ方式」
という違いだろう。

馬券的な勝ち馬投票方式は、読みの面白さがある。しかし一方、最初のtotoはなかなか当たるものではなかったので、より当たりやすいくじとか工夫されてもてこ入れにならないという悩みが続いていた。一、サッカーファンの自分がtotoをほとんど買わなかった理由を振り返ると、ひいきチームに勝って欲しいという応援をしてきたので、今さら馬券みたいに冷静に勝ちを分析する気にならなかったと考える。海外サッカーとは違う根付き方を日本のサッカーはしているということだろう。「ギャンブル」からtotoに入ろうにも、チーム数が多すぎて予想しきれないという問題があった。

一方、「宝くじ」の一種となったtoto BIGが人気を集めたのは、サッカーの勝敗という予測しがたいことを、くじとして運を天に任せることが可能となったためではなかろうか?ギャンブルからtotoに入った人は勉強しなくても「公平」にくじが買えるから、自分の知識不足を嘆くリスクが無くなった。6億円という夢を平等に持てる権利が手軽に手に入るという商品特性の転換に成功したのがこの人気を集めた理由だと考えられる。

スケールアウトが難しいシステムのインターネット時代的リスク
システムの対応力としてみると、今回の突然のブームは、突発的に人気が集まりやすいネット時代的な事件として象徴的な出来事に見える。
サーバーを増やして処理能力を増やせるスケールアウト対応の設計をしていれば、急な人気にも対応しやすいのだが、一極負荷集中型のシステムであれば、処理能力増強は余計に難しい。

2ちゃんねるだと、読み手側に専用ブラウザを入れてもらって読み手側のCPUで処理するとかいう負荷分散で乗り切ることができた。この手の処理を分散させて処理を乗り切る仕組みは、他でも密かに取り入れられているようだ。

ネット時代だからこそ、火がつけば一気に盛り上がるブーム。そのネットならではの環境を逆手にとっていかに負荷分散させてスケールアウトできる設計で作るか、そんなノウハウがより求められていくことだろう。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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