最終更新時刻:2009年11月26日(木) 16時58分
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「ペコちゃんは大好きだけど止めます」:撤退戦略の重要性

公開日時:
2007/01/24 01:53
著者:
坂本多聞

「ペコちゃんは大好きだけど止めます。みなさんごめんなさい。」そう不二家の社長は言えばよかったのかもしれない。これは、選手の不祥事が発覚したときの監督、萩本欽一氏の言葉のもじりだ。実際、野球止めます宣言は、何もそこまでという驚きとともに、監督不行き届きだった事件の当事者を一気に被害者へと変えるインパクトがあった。日経ベンチャーの神足氏の記事 によると、

企業危機管理の専門家である田中辰巳氏は、じゃ、不二家はどうすればよかったかと問われて、最初の会見で「ケーキ事業から撤退します」と言うべきだったという。

不誠実という疑いをかけられると、関連性が薄いものもまとめて、あたかもウンチを踏んづけた小学生のように、「穢れた」ものとみなされて村八分にされるようだ。そして、その穢れを禊するのに、切腹級の予想を超える驚きの自己犠牲(の表明)が必要という理論は辞令に照らし合わせるとなるほどと思える。瀬踏みするような小出しの対応こそが、最悪の対応であり、危機管理は、いかに果断にそして、引くべきところは徹底して大胆に撤退しなければならない、そうよくわかった。

ところで、今回、捏造あるある事件で窮地に立ったフジテレビ、番組制作会社日本テレワークは、どういう戦略をとるべきだろうか?一つは番組制作を当面謹慎して、BBCのディスカバリーチャネルとかに切り替えるという手がある。海外の、タレントに頼らない、そして、特効薬とか一点突破ダイエットなどという疑似科学に頼らないよう、視聴者が慣れるべきだという懺悔だ。
逆にやってほしくないのは日本テレワーク制作の(1/27修正: がかつて制作していた) 「所さんの目がテン!」のような数少ない優良番組を打ち切ることだ。テレビ東京のテクノ探偵団が、東京電力の不祥事に伴いスポンサーが消えて番組も道連れに消えてしまったのだが、こういったとばっちりは、あまり同情を買わないので効果が薄い。そのドミノ倒しの先にNHK「ためしてガッテン」終了という最後の砦陥落が心配されてしまう。見なかった時期はあるにしろ、「レンズはさぐる」から楽しみにしてきた(番組史的には「四つの目」以来の)系譜が切れて欲しくはない。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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このエントリーへのコメント

3

テレビ子さん。フォローありがとうございます。記事修正いたしました。(コメント書いたつもりでしたが確認画面を良く見なかったようで失敗していました。)

いずれにしろ、音楽家やテレビ番組制作者があまり報われず、媒体に富が集まるという日本の構造は変わらざるを得ないでしょうね。

  多聞 on 2007/01/30

2

「所さんの目がテン!」は日本テレワーク制作ではないですネ。正確には、2年前のテレ東の捏造問題の際に外されたようです。どちらにせよ、「優良番組」の根底を揺るがす事には違いありませんが・・・
個人的には捏造を行った制作者本人よりも、無理難題を押し付ける局Pや、過酷な労働環境をかす制作会社に対して憤りを感じますネ。

  テレビ子 on 2007/01/27

1

NHK「ためしてガッテン」終了という最後の砦陥落が心配されてしまう。見なかった時期はあるにしろ、「レンズはさぐる」から楽しみにしてきた(番組史的には「4つの目」以来の)系譜が切れて欲しくはない。とありますが、番組歴史的には「はてなの劇場(黒柳徹子)」だと私は考えているのですが、いかがでしょうか?40年以上前の番組です。

  櫻井精一 on 2007/01/26

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