最終更新時刻:2009年11月12日(木) 21時36分
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計るだけダイエットで知るリアルタイム経営の意義

公開日時:
2006/09/09 04:36
著者:
坂本多聞

思うことあって、ダイエットを始めた。私が採用した方法論は計るだけダイエット。毎日朝晩、精密に測定できる体重計に乗って、体重の変化をチェックするという、NHK番組「ためしてガッテン」で紹介されていた方法だ。

では、なぜ計るだけでやせられるのか?痩せられるというか痩せてしまう理由は、ちょっとした不摂生ですぐに体重という数字に結びついて見せ付けられるため、否が応でも日々の食事と運動へ反省をフィードバックせざるを得なくなるためだという。従来、測定無しに暮らしていてだぶついた体なら、朝晩測定する生活に切り替えるだけで、体重が落ちてしまうはずだそうだ。

あらゆるダイエット法をうさんくさく感じる私は、半信半疑で始めたのだが、計るだけダイエットを始めて2週間ほどの今現在で、大体、1週間で1kgとかいうペースで体重が落ちている。ちょっと油断するとすぐ戻る危うい数字であると認識した上でも、改善に向かっているということは確信がもてた。これは、日々数字を見せ付けられることで、次の食事はゆっくり食べて満腹感を得るようにしようとか、体重が増えちゃったのは、飲み会でパスタを食べ過ぎたせいだろうか?とか反省して、埋め合わせの軽食とかをやるようになったことが大きいだろう。計るだけダイエットは計るだけと言いながら、その日の食事の良し悪しがすぐに数字で現れるのだ。

計るだけダイエットを始める前も、定期的な運動はやっていたし、ある程度気を使っているつもりではあった。しかし、計ったわけではないが、ベルトの穴が減る気配はなかったので、おそらく現状維持だったのだろう。ともかく、今言える事は、ちょっとしたことですぐに上下する体重の動きは、頻繁に精密な体重計で測定していないことにはつかめないということだ。

計るだけダイエットが有効なら、経営も日々測定できたら、企業体質も変わるはず

人の体重が朝晩計るだけで減らせるのなら、企業経営も測定頻度を増やして、半期でなく、四半期へ、そして月次、週次、日次、更にリアルタイムと現状認識できる頻度を増やせれば経営の精度が上がり、経営の改善が可能になるだろう。労力は大きいだろうが、キャッシュの動きとか、キーとなる在庫の動きとか何か重要な経営指標(KPI)があるはずであり、小規模企業ならつかめることだろう。そして大企業であっても、指標を絞ることで何か会社の方向性をつかんで、リアルタイムに方向を修正する経営が不可能ではないと思えてくる。やれることをやらないと何も起きないということだ。

これは経営者目線だけの問題だけではない。部門とかの小さな経営単位で、部門収益や、クレーム件数、クリック率とかいった、KPIを短いサイクルでチェックし、施策をうつことでより精度の高い仕事が行えることだろう。

元オフコースの小田和正氏がテレビ番組で、昔はライブが終わると、反省会をして今日は勝ったか負けたかと話し合ったとか語られていた。ライブ演奏ばかりの活動であり、観客の反応が肌にストレートに伝わるため、今日のステージが上手くいったか失敗だったか、改善のために考えたことが意図どおりいったか、空振りだったのかとかがすぐに分かったのだろう。

自分の所属チームも週報をまとめているが、今週は勝てたのか、負けたのか、何がよくて何がだめだったのか、現状認識の共有をして改善につなげていかねばと思う。

時系列的な結果を物理的に具体化することの大切さ

実は、計るだけダイエットは、体重測定の結果をグラフにプロットして体重の推移を「見える化」することでより、食事と運動に気をつける意識改革を迫るということも含まれる。それじゃあ、計るだけじゃないじゃん、という突っ込みはさておき、あいまいな人の記憶とイメージで考えるのではなく、視覚的なデータで現状を把握することは非常に重要だといえる。

かなりの人は、営業成績を貼り出されて憂鬱な想いをしたとか、嫌なことを思い出すだろうが、見える化の重要性が広く認識されている今、前向きな改善のための活動として毛嫌いせずに楽しくやっていきたい。まずは視覚化が重要なので、夏休みのラジオ体操スタンプ式に、よかったらハンコが押してもらえるけど、だめだったら空白で悔しい とかいう方式でいいだろう。

体重推移グラフ用紙はググって見つけてプリントしておいたが、職場のラジオ体操カードはさてどうするか?チーム内で合意も取って、モチベーションも高めつつやらねばならないので、簡単にはいかないのだが、シンプルに考えて、やったことが時系列に視覚的に分かるようにしてまずは始めてみたい。よい結果がここで書けるようにと願いつつ。

関連リンク:CNET Japan
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※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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