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PCユーザーとiPadユーザー Google検索行動に違いが出る背景は?
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検索エンジンマーケティングを行っていると、オーガニック検索において順位毎にどれくらい流入量が異なるのか、つまり順位毎のユーザーのクリック率はどれだけ違うのかといったことに疑問をお持ちになった方も多いことだろう。こうした調査は定期的に世界のどこかの会社が実施し、発表しているのだが、今回はアドネットワークChitikaが発表したデータについて考えてみよう。
Chitika は先日、PC(デスクトップやラップトップ)ユーザーの検索順位別のクリック率と、Apple iPad ユーザーの検索順位別のクリック率データを公表した。両者のデータを比較すると、興味深い違いがあることがわかる。
PCユーザーのGoogle 検索順位別クリック率
PCは一般に多くの人が想像できるように、検索順位1位が最もクリック率が高く、以下、2位以降に徐々に低下していく。他社がリリースしている調査結果でもおおよその傾向は同じだ。アイトラッキング調査をすると、米国ユーザーは画面の左上(Google 1位表示付近)に視線が集中する、黄金の三角地帯(Golden Triangle)と呼ばれるエリアがあるのだが、そういった視線移動をそのまま反映しているともいえる。
もっとも検索クエリの種類(一般キーワード/地域キーワード/人物名/ブランドキーワード など)や特性(ナビゲーショナル/トランザクショナル/インフォメーショナル など)によっても変化するし、検索結果の各リンクの上下に表示されているサイトによってもクリック率は変わることがある。たとえば私が所属するアイレップにて過去に行った調査では、ある商品カテゴリにおいて強いブランド(A)がオーガニック検索4位に表示された際に、上下の1~3位、5位のクリック率が減少する(そして4位のクリック率が上昇)といったケースもある。
次に同じくChitika が出したiPadユーザーのクリック率。
iPadユーザーのGoogle 検索順位別クリック率
オーガニック検索1位のクリック率が、PCユーザーと比較して低いことがおわかり頂けるだろうか。10ポイント程度落ちていることがわかる。一方、7~10位前後のクリック率は iPadユーザーの方が高い。
このデータとあわせて、私の会社にて、あるサイトを対象に試しにスマートフォンやタブレットユーザーの検索クエリと、PCユーザーの検索クエリの入力キーワード数について調査も行った(対象:Google)。その結果、スマートフォンやタブレットユーザーの検索キーワードはPCユーザーよりも入力キーワード数が多いことが判明したことも付け加えておこう。
さて、両者の検索行動が異なる背景はどこにあるのだろうか?
理由は様々に考えられるのだが、1点目の検索順位毎のクリック率の違いは、(1) iPad程度のスクリーンサイズのデバイスの場合、視線が画面の中央付近にとどまる一方で、タッチスクリーンで自由にスクロール可能だから、検索結果全体をスキャンしながら気になったページをクリックしているから、(2) 単純にiPad所有ユーザの検索リテラシが高くて、単純に1位にあるからクリックをするわけではない、(3) カジュアルに検索を利用するシーンが多く、検索順位という要素そのものが影響していない、などなど、色々と考えられる。
2点目の入力キーワード数の違いは、Googleオートコンプリート(キーワードの入力補助機能)が有効なため、タブレット/スマートフォン端末の文字入力を行うよりも候補表示されたキーワードをクリックしていく頻度が高いからという理由が考えられる。
皆さんはどうお考えだろうか?
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