Google、Yahoo!、Microsoftの3社が11月16日、共通のSitemapsプロトコルをサポートするとの発表を行いました。
Sitemapsは日本であまり利用されていない印象を受けますので簡単に仕組みを説明しますと、これはウェブマスターがコンテンツの在処(URL)やその最終更新日、更新頻度などを記したXMLフォーマットのファイルを用意しておき、それを検索エンジンに送信することでインデックスに登録することを促すものです。
通常、ロボット型検索エンジンは自動的にリンクを巡回してページを収集していくのですが、それには限界があります。また、頻繁に更新されるコンテンツとそうでないコンテンツに対する巡回頻度をコントロールすることができれば理想でしょう。Webサイト運営者としても、公開しているコンテンツは迅速に、効率よく登録をしたいと考えます。Sitemapsプロトコルを利用することで両者ともにメリットを受けられるわけです。
この仕組み自体は新しいものではなく、古くは2000年頃から、InktomiやAlltheWeb(いずれも現在はYahoo!に吸収)がPaid Inclusionサービスの大規模サイト向けに提供していたXMLフィードがあります。これは商品点数の多い大規模Eコマースサイトなどを対象とした有料サービスでしたが、昨年Googleが「Google Sitemaps」というサービスで(現在はGoogleウェブマスターツール)無料で提供をしました。その後、Yahoo!も「Yahoo! Site Explorer」という同様のサービスを開始しています。また、ショッピング検索エンジンも同様にEコマースサイトの商品情報を受け取るために似たようなサービスを提供していました。
しかし検索エンジン各社はそれぞれ独自仕様のXMLフィードによる登録の受付を行っていたため、例えばGoogle SitemapsとYahoo! Site Explorerを利用しようとすると、個別にファイルを用意する必要がありました。これはサイト運営者にとって面倒な作業です。
今回の3社の共通フォーマットのサポートは、こうした負担をなくすものであり、評価できるものでしょう。同時に検索各社も、効率的にコンテンツを収集するための手段を得たわけで、各社のクロール技術に依存するとはいえ、理論上は同様のインデックスを構築することも可能になったのです。
振り返ってみれば、ブログのトラックバックスパム対策としての nofollow(Google、Yahoo!、MSNがサポート)、そしてDMOZ (Open Directory)の見出し・説明文を表示させないための NOODP(最初にMSNが採用、続いてGoogle、Yahoo!が追随)と最近は3社が歩調をあわせるケースが出てきています。今後は、インデックスに登録させたくないと考えるWebサイト運営者向けの、robots.txt の文法ルールの統一、インデックスからの削除方法などのプロセス統一化が図られるかも知れません。
最後に、今回の Sitemaps 0.90サポートのニュース記事、それに対するユーザの反応を見ておりますと「指定のファイルを用意すれば検索エンジンに登録できる」と思っていらっしゃるようですが、実務上、「検索エンジンに登録する」という観点では全く役に立ちません。つまり、XMLファイルを検索エンジンにフィードしても、その行為によってページが登録される、ということはまずありません。ただの気休め、あるいはGoogleウェブマスターツールの各機能を利用するためにSitemapsを利用するのは結構ですが、あまり期待しないことです。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
情報の質とコンテンツ 〜 経験価値経済の時代へ 〜
iPhonista Nightの事後報告
8/29-9/8のアクセス数分析
iPhoneとメルマガ
ホームページの制作費
グリーンITって何?IT業界が作り出した流行マーケットに一言
Joomlaでバイリンガルサイト
あるITマネージャの挑戦
Geeklog1.5でOpenID対応へ
経営者が無断ビデオ撮影するときみんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
今週の新製品総チェック:ノート、デスクトップ、UMPCまでPC秋モデルが続々
今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが