お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

「Big Site / Big Brand SEM」ファインダビリティで見るAmazon.co.jpの強さ (SESより)

2006/04/26 21:38
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

渡辺隆広

日本でSEOを始めた第一人者として知られるアイレップサーチエンジンマーケティング総合研究所 所長の渡辺隆広氏が、競争の激化する検索市場をビジネス、マーケティング、テクノロジーの各方面から掘り下げます。
ブログ管理

最近のエントリー

今回は4月20日、21日にて開催されたSES 2006 TOKYOの2日目・スポンサーセッションの私の講演(Big Site / Big Brand SEM)の概要を紹介します。後半部分は企業・マーケティング担当者向けにSEMやりましょうよという内容なので割愛させて頂きます。

SEO・検索連動型広告の運用において小額な予算で運用を求める中小企業と、大きな予算でブランディングや販促、リード獲得などを最適なROIで求めようとする大企業ではSEM戦略設計におけるフレームワークが異なる。このセッションでは後者の大企業の、Eコマースサイト運営を想定した戦略について考える。

米Enquiro / Eyetools が昨年発表したヒートマップで見る検索者の検索行動・閲覧状況を見てもわかる通り、検索結果画面の1ページ目の最上位、1ページ目自体(=10〜20位以内)にナチュラル/広告表示が重要なことはいうまでもないが、Eコマースのようにターゲットとする検索キーワードが広範に及ぶ(いわゆるロングテールの状態になっている)場合は、単に任意のキーワードで何位に表示されているかではなくて、全体的にその販売サイトがどれだけ消費者から見つけやすい状況になっているか(サーチのファインダビリティ)を把握しなければならない。

ここでオンライン書店6社※1において、書籍/DVD売り上げベスト100にランクインする商品名で検索した際に、どれだけ検索結果の1位、あるいは10位以内に表示されるかを数値で表してみた(調査日 2006年4月20日)。※1 講演では4社のみを取り上げた。

このデータを見ると※2、1社のみ飛びぬけて検索エンジンにおける露出度が高い(ファインダビリティが高い)サイトがある。これはAmazon.co.jpで、2位以下を大きく引き離していることがわかる。中にはAmazon.co.jp の(一般的に”良い”と認知されている)要素を学び、それに習ったサイトデザイン/インターフェースを採用している会社も存在するが結果は思わしくない。 ※2 米国出張中で手元にデータがないため、後日公開とさせていただく

このAmazon.co.jpの成功要因は一般的にはアフィリエイトそのものがSEOとしても機能するように設計されていたこと、Webサービスの提供により多くの開発者にAmazon.co.jpデータベースを活用したサービスを公開してもらったことが挙げられる。では他のサイトも同様の仕組みを採用すればAmazon.co.jpのSEMレベルにキャッチアップできるかというと、それは (1) サイト/リンクの存続時間が及ぼす検索アルゴリズム上の評価の高さ、(2) Amazon.co.jpのアフィリエイト/Webサービスの利用率の高さにより構築された(リンク獲得に際しての)参入障壁、(3) 検索エンジンにおけるファインダビリティの高さが生み出した Amazon.co.jp = 書籍やDVDなど欲しいものが見つかるサイトという認知の高さ、など諸々の要因を考慮すると残念ながら難しいだろう。

以上が前半部分です。私は講演を聴けなかったのですがネットレイティングスの萩原氏が講演されたセッションにてAmazon.co.jpのSEM/SEOへの依存度の高さが指摘されていたそうで(Internet Watchより)、実際に露出度を調査しても明確に他社との優位性が表れます。

以前、大学生に聞いたときも、授業の課題やレポートで必要な書籍を探すときにも自然にGoogleで検索 > Amazon.co.jp に移動する(Amazon.co.jpにいくことを前提にGoogleで検索していた)という声が多かったのですが、検索エンジンでサイトを見つけやすい状態を高めることでAmazon.co.jpというサイトとその役割・機能を広く認知させることにつながったのではないかと思います。

なお、ただいまサンフランシスコに来ておりましてad:techに本日から参加します。サーチ関連で何か面白い話がありましたらここで取り上げる予定です。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー

個人情報保護方針
利用規約
訂正
広告について
運営会社