Appleはクラウドコンピューティングの波に乗り損ねてしまったのでしょうか?
彼はいっている。iPhone 3G、Firmware 2.0、App Storeをすべて同じ日に発表すべきではなかった。一度にひとつづつ、たとえば初日にはワイヤレス、つぎの週にはプッシュEメールをというようにすればよかった、と。
TechCrunchによると、スティーブジョブズがMobileMeの失敗を認めたのだそうです。彼が、アップルの製品について、ここまで積極的に「失敗だ」と言明したことは過去に無いことかもしれません。
アップルはブラウザベースのハブを実現した。それは、コンシューマに端末の柔軟性をエンパワーするだけでなく、アップルがクラウドコンピューティング分野で主要プレーヤーになるという発想も生むようなものだった。
これは現実的にはどうだったのでしょうか?ジョブズがMobileMeにどこまで託していたのか?は、実際には彼自身の考えを聞かない限り難しいと思います。
ただ、クラウドコンピューティング時代に対応したコンシューマ製品の最初の成功事例になる可能性は秘めていたように思います。
今のところMobileMeユーザーはAppleおよびiPhoneを積極支持しているファンが中心でしょうから、今回の蹉跌が本質的にアップル+クラウドの失敗を示すものにはならないと感じます。
でも、あれだけの偉大な発明をただ単に製品化するだけでなく顧客への啓蒙も含めて偉大な影響力を示しているあのアップルでさえ、たったひとつのサービスの失敗が、もしかすると二度と取り返せない大きなミス(クラウド市場の覇権を逸するのか?)かも知れないというシリアスな現状を浮き彫りにしたのは事実だと思います。
iPhoneという、この限りなく魅力的なデバイスが、実のところどういった未来のコンピューティングをもたらしてくれるのか?は、今のところ誰にも分かりません。少なくともMobileMeは短期的には、そのひとつの可能性について大きく後退を強いてしまいました。
もしかすると、この空白を埋めるキラーサービスの提供者が、一瞬の間隙を突いて出てくるのでは?という期待も込めて非常に印象的な報道でした。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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