「OpenPost」という試みが不発に終わりそうな件に関して「音極道茶室」ブログに良記事が掲載されています。ちなみにOpenPostとは「経済産業省の委託により日本動画協会と映像産業振興機構が共同で立ち上げたプロジェクト。手塚治虫全作品について二次創作作品を合法的に公開可能なコンテンツ投稿サイト」です。
この試みそのものと、その結果派生するであろう諸効果を考えた場合、非常に期待できる取り組み・・の筈なのですが、
1) 官庁と公共団体による旗振り
2) 期間限定
3) 投稿システムが旧態依然
などの前提条件で、企画段階から既に死亡フラグがたっていたのではないかと感じます。といっても決してこのようなアプローチを否定したい訳ではありません。
そもそも「特定の場所でのみ管理可能な期間限定のプロジェクト」などではなく、最初から、それらの作品オープンソース化したうえで、二次創作が利用・転用・配布・循環されていくアーキテクチャーを準備する「持続可能な」プロジェクトとして設計するべきだったのでは?と感じるのです。
幸い、それをサポート可能な基本システムはウェブ環境ではふんだんに、しかも可能な限りローコストで使える状態です。
また、著作物のフリー使用を法的に支援できる情報環境的な蓄積(コピーレフト、クリエーティブコモンズなど)も、それを議論可能なネット住民(の知恵や議論のベースなども含めて)充実している筈です。
ただ、そのような状況に至る道筋の一つ、批判的対象となり得る一石として今回のOpenPostプロジェクトが機能すれば、その寄与は非常に大きいと思います。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000189.html
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
尊仁 on 2008/02/04
手塚眞さんが、ニコニコ国際映画の審査委員長を務めている点を、ちょいっと勘繰ってみて、「官公庁でいけるか!?」「ニコニコならいけるか!?」と業界のブレークスルーに向け、手塚プロ自体が結構実験しているのかも!?
かる on 2008/02/04
OpenPostの志、素晴らしいです!
でも、なぜ官庁や公共団体との仕事にしたんだろうか!?と思います。
ウェブの仕組みも二次創作の現実も含めて本気で根付かせる方法を考えるのであれば、もっと実践的なやり方があったんじゃないか?と感じます。
あと、こういう変革はやはり「上から」ではなく「下から」なのでは?という気もするのですが(ただ、それを言うと元も子もないのですよね)。
尊仁 on 2008/02/04
OpenPostについては、以前、ライブドアの「ネットアニメ」に記事を寄稿しました。イマイチ盛り上がっていないというのは事実です。原因はまさにその通りだと思います。
http://anime.livedoor.com/feature/76a7344b78b5b00d_1.html
ただ、陣頭に立って旗振りをしている手塚プロダクションの姿勢は評価すべきです。「東京コンテンツマーケット2007」において、手塚プロダクション著作権事務局局長の清水氏が、同業者から「『(頭が)おかしいんじゃないか』と言われた」とおっしゃっていたのが印象的でした。旧態依然とした業界のあり方が問われるべき、というのが私の考えです。
kirifue on 2008/02/04
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かるさん、
なるほど!その発想はなかった!(笑)でも、もしも今後手塚系のコンテンツが二次利用促進の成果としてサバイバルしたとしたら実に快挙ですし、そういう動きにはぜひとも賛同・支援したいと思う次第です。
特に、海外への波及効果を考えるとWikiとかtumblrとかdiggとかyoutubeとか、どしどし使ったら良いのでは?と・・。そう思います。
でも、官庁関係は・・・やはり、どう考えても無理でしょう!寧ろマイナス効果のほうが大きいような(ry。