■ 政治の「萌え化」について多少補足を・・。
考えてみらば、従来マスメディア経由で形成されてきた「政治」のイメージとは、基本的に“あちら側”の権力闘争(劇)というべきものでした(“あちら側”といっても、この場合はウェブのことではありません)。
つまり、選択肢は与えられたとしても、それは能動的に形成されたというよりは“あちら側(象徴的に、永田町の先生方なんて言われ方をしますね”で繰り広げられている「劇」の人気投票というようなもの。まるで、サーバサイドが情報の取捨選択をして、利用者はクリックだけするポータル・サイトのようなものです。
その一方、政治の「萌え」化という妄想(笑)を演繹することでイメージできる政治像とは、“投票者が積極的に投票したくなる候補者を擁立する”というモデルですから、サプライ・サイド(ポータル・サイト的)の論理ではなく、マーケット・サイド(CGM的)のロジックで稼動するモデルだといえます。
「与えられる選択肢(候補者)からチョイス」モデルから、「積極的にコミットできる候補者自らを投入」モデルという切り換えは、案外有効なのかも知れません。
■“萌え”=マーケットドリブン方式の選挙行動?
少なくとも現状の選挙制度がネット文化圏(経済圏)のオピニオンを代表していくと言う点では非常に不利なシステムであることだけは確かです(前エントリーを参照してください)。そして、そのことがネット文化圏(経済圏)のトータルな福利厚生を徐々に損ないつつあることも見えてきました。
「萌え」が政治を救う!とまでは言えませんが(そもそも妄想ネタですし)、あらゆる産業圏がサプライ・サイドの論理からマーケット・サイドの論理へとその力学の中心を移していくなかで、政治制度という本来社会全体の最適解を探るためのシステムが(イノベーション機会の獲得なども含めて)旧態依然のままでいることに対してなんらかのショックを与えることにならないか?そんなことを考えます。
たとえばそこで、“萌え候補”なんていう象徴イメージ(つまりアイドル)に「政治」を任せられるのか?といった(至極真っ当な)反論が考えられるのですが、その反論の前提そのものが、従来型のサプライサイド的な発想(選択肢の提供内容、提供品質にコダワル立場)に依拠しているようにも思うのです。
■まさに、これこそ「美人投票」 代議士=利権のエージェントと考えてみては?
代議士を「エージェント」と置き換えてみてはどうでしょうか?「エージェント」とは、あるまとまった利害を代理する代理人ですから、代議士そのものは、利害代理者としてのシンボル機能さえしっかり果たすことができれば個人的な知識や技術はどちらかというとそれほど優先順位は高くないのでは?という気もします。
それよりも、代理すべきオピニオンをいかに効率的に集約・形成して議会シェアを獲得していくのか?の戦略的視点から見たときの優位性こそが問題なのだと思います。
ですから、オピニオン・エージェントとしての代議士とは、アテンションの獲得(グーグルに於けるキーワードに相当)→その獲得成果を受けて法案をプランニングする(これは担当プロジェクト・チームが優秀であれば良い)という行動サイクルが確実にまわせる人物であるという点こそが本来の目的性から考えて妥当な評価基準のように感じます。
そう考えると、“萌え”候補もなかなか悪くないように思うのですが、いかがでしょうか?たとえば、ネットを使った選挙活動が公認されるだけでも、ネット以降の世代がその持ちうるノウハウを惜しみなく投入できますから世論の形成は大きく変わるでしょうし、その結果、議席シェアは変化せざるを得ないでしょう。
“萌え”が候補者の選択基準や有権者の投票行動を動かすことができるだけでも(ネタではなく、本当に実現したとすれば)世の中に与える影響度は結構大きいのかもしれません。
補足:話題になった藤川ゆり 代議士のサイト、やはりオーバーフローしていたようです。現在は無事立ち直っているのですが、動画配信は負荷回避のためストップしています。
お詫びとお礼
2008.1.22更新
この度は当サイトにアクセスして頂き、ありがとうございます。
本日午前〜14:30頃の間、一時的なアクセス増加による障害が発生しておりました。
取り急ぎ対策を施し、現在は正常に閲覧できる状態に回復しております。障害の原因は、データ転送容量がサーバーの許容範囲を超えアクセス制限が強制的にかけられてしまった為と思われます。よって、申し訳ございませんが「当選後の様子」と「テレビ出演の様子」の動画配信を一時的にストップしました。一時的なアクセス増加が落ち着き次第、再度配信を検討しておりますのでご了承ください。
http://www.fujikawa-yuri.com/index.html
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