■ソニーがみっくみくにされてしまった件
PS3でしか観られない「トロステーション」。その11月13日(金)号 第373回放送分でなんと初音ミクが紹介されています。
しかも、単なる商品紹介に留まらずソニー調教による「はちゅねみく」歌唱が堪能できるという(しかも、相当調教されている様子)、あり得ないMAD仕様。というか、最初は完全にMAD動画だと思っていました。実際、クリプトン社公認で、はちゅねみく(※SD化した初音ミク)がトロやクロと一緒にネギを振っています。
それにしても、この回で「トロステーション」の存在を認知したという人も多いのでは(正直言うと、このエントリーを書きながら調べているという・・存在そのものを全く知りませんでした)ないでしょうか?
あと、この動画の演出なのですが、テレビのなかの初音ミクが吹き出しで会話するシーンが登場するのですが、これはなかなかいいですね。
ニコニコ動画が次のバージョンでニコニコスクリプトを実装すれば、こういった「操作可能なバージョン」の初音ミク(人口無脳=しゃべるアホの子版)が実現できるかも知れません。
トロステーション 11月16日(金) 373回
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1540686
■なぜアイマスMADは初音ミクほどに注目されないのだろうか?
これは以前から感じていたことなのですが、作品の「質・量・熱・愛」などいずれをとっても勝るとも劣らないアイマスMAD。なかなか世間的に認知されることが難しいのが現状です。たとえばこのブログ内でも、アイマスMADを扱った回は「初音ミク」関連エントリーに比べると明らかにPVが落ち込みます。
もちろん、ツールとしての自由度の違い、本来MADという分野そのものが難しい存在であること、著作権との絡み、鑑賞態度の難しさ、アイドル萌えへの偏見など要因を挙げていくとキリが無い気がします。ただ、その表現の幅、奥行き、いずれを取っても優れたアイマスMADの世界がこのまま日陰者であり続けるとすると非常にもったいないような気もします。
ゲーム動画を再編集して作品化することの醍醐味。日々変化していくキャラクター設定、参加することで改定されていく物語の数々。新設定をもたらす視点や表現方法の開発とアップデート。その面白味をうまく紹介するのは結構難しそうです。
この「アイマスMADワールド」を敢えて言い換えると、「分散型物語生成環境」ともいえるのではないか?と思うのですが、そもそもこういった“集団参加でバーチャルなストーリー形成を進めていく”という文化そのものがまだまだじゅうぶんな認知を得られていないのが現状なのだろうとも思います。
でも、考えようによっては、聖書、聖杯物語、千夜一夜物語、三国志、水滸伝、太平記、平家物語・・など多くのスタンダードな国民的物語体系というのは、元来集団参加型で、なおかつ相互編集を通じて生み出されているので(※代表的な編纂者を特定できても、編集対象になった物語の総体は多くの参加者達の持ち寄りによるものだった)、実は、「物語」というものは本来アイマスMAD的な成り立ちだったのでは?なんてことを考えたりします。
個人的には、これほど「質が高く熱量も相当あり、その醍醐味をなんとか伝えたいと思う」作品。「だが、その意に反して、万人には伝え難いために大いに落胆を覚えてしまう」作品として思い浮かぶのは「ジョジョの奇妙な冒険」です。
双方には余り作品的な類似性は無いと思うのですが、その「伝達困難性」に於いて、非常に似たがっかり感を覚えるという個人的な類似点があるのです(ちょっと強引ですが)。
アイマスMADが初音ミクよりも注目されない理由(とアイマス宣言)
http://nicovideo.g.hatena.ne.jp/ch1248/20071110
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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