■ソーシャルネットに見るカルチャーの違い
グーグルが立て続けに発表したOpen SocialとAndroid。日本も決して無縁ではなく、昨日のVCさんとの会合でも早速ホットな話題になっていました。それどころか、既に一部組み込み対応を済ませているという開発者さんの説明などもお聞きしてひどく感心したり。
夏からずっとFlickrフリークと化しているのですけど、ともかく使い込めば使い込むほどよくできているなあと思います。
でも、その出来不出来はともかく、Flickrとmixiを比べると設計思想的に大きな違いがあって面白いのです。
これはエンジニアリングというよりはカルチュラルな違いであって、例えば、「情報の対称/非対称」の使い分けなど明らかに異なっているあたりは特に興味深いです(mixiはもっぱら非対称、Flickrは限りなく対称的だと思います)。
サービスが提供している機能としては似ていても実装時のプライオリティやコミュニケーション作法の考え方など細かい違いが多数見受けられます。
あと、基本的にFlickrでのやりとりは英語なのですけど、いざ使い込んでみると、実際にやりとりされている言語にはスペイン語系の言語がかなり多いことに気づかされます。
そして、なぜか自分の活動範囲にはフランス語の流通量が非常に少ないのです(単に植民地が少なかったせいか、Flickr上のフランス人は不活性なのか、たまたま仲間が少ないだけか)。
■ブライスは世界共通言語なのか?
また、現在Flikrで主にやりとりしている対象は日本製の「ブライス」というドールなのですが、これはこれである種の共通言語的な役割を果たしているような気がします。
実際にいろいろ試して分かったことなのですが、ウルトラマンなどの特撮系、ガンダムやエヴァに代表されるアニメを媒介して交流しようとすると(少なくともFlickr上では)結構困難を感じます。
それに比べると「ブライス」を間にはさんだ場合には、かなり心の通った交流を(その細かいニュアンスも含めて)やりとりすることができます。
ご存知の方はよくお分かりのことと思いますが、あれだけシンプルでそっけないドールなのですが、それだけに個々人が感情移入をしたり、それぞれの文化を味付けて独特の表現に昇華させられる「抽象性」を持っているように感じます。
実際、MyContact(mixiでいうマイミクですね)の国籍・地域をみるとてんでバラバラです。そのなかでもイギリス、スペイン、香港、台湾、シンガポール、アメリカ西海岸が目立つのかな?という感じなのですが、それにしてもかなり拡散しています。
■日本人ブライスユーザーは余りに存在感が無い
ところが、それこそ流行の震源地たる「日本」人の活躍は残念ながらあまり見受けられません。単に自分が把握していないだけなのかもしれませんが。
もちろん言葉の壁は厳然とありますが、国内のウェブメディア(※ブログ、フォトシェアリング、SNSなど)でも余り活性化していないように感じます。現実にどの程度不活性なのか統計情報を取ると面白そうです。
ポケモンやガンプラだけでなく、ブライスは日本の誇りうる優秀な輸出製品だと思うのですが(しかも、日本人カスタムビルダーの腕は非常に秀逸なのです)、不思議な現象です。
それにしても海外ブライスユーザーのブライス理解や独自解釈は、とても繊細で深味があります。多彩なカスタマイズや写真表現などに触れるたびに感動しています。
「閉鎖系は悪で開放系が善」なんていう主張を述べるつもりはさらさら無いのですが、せっかく「ブライス」という共通の言語というか、共有可能なキャラクターを通じて切磋琢磨することができるので、どんどん入っていくと面白いのでは?なんて思います。
Flikr、Wikipedia、eBay、ブライス市場を少しだけ考えてみる。
http://japan.cnet.com/blog/takahito/2007/10/22/flickrwikipedia_18e3/
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