最終更新時刻:2009年7月10日(金) 18時48分
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初音ミクと長門有希にみる“俺の嫁”仕様についての一考察

公開日時:
2007/10/08 10:25
著者:
尊仁

■“俺の嫁”と初音ミク

ニコニコに頻出の「俺の嫁」コメント。以前からうまいこと言うなあと思っていたんですが、考えてみると初音ミクは全身全霊を込めて(大げさ)俺の嫁呼ばわりをされるべき属性を備えています。

そのあたりの消息は、代表曲の「みくみくにしてあげる(やんよ)」(遂に80万アクセスを超えましたね)にもにじみ出ているのですが、操作可能な(エゴのない)ボーカロイドの宿命として本来「作者フリーダム」な初音ミクは誕生のときからそのまま「俺の嫁キャラ」なのだと言えます。

従来、“俺の嫁”用語解説時に必ずといっていいほど引き合いに出されていた長門有希ですが、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースWikipediaより)たる彼女も、初音ミクと同様に「俺の嫁」属性全開です。
涼宮ハルヒの監視のためだけに存在しているという前提が、他者からの支配を当然とする(彼女の場合は情報統合思念体によるコントロール)非エゴ的キャラ=俺の嫁属性に直結しています。

..というか、「俺の嫁」というキーワードが長門有希を語るために作られたと言うべきなのかも知れません。あるいは長門有希の受け入れられ方を語る上で、「俺の嫁」ほど的確な言葉もなかなかないような気がします。

■初音?長門?綾波ラインについて

元来“純粋・無垢”と、“空虚・虚無”というのは表裏一体ですから、初音?長門ラインはニコニコ的には非常に繋がりのある系統上にあると言えるのではないでしょうか?

ところが、本来その系統の元祖的存在とも言える綾波レイがなぜか「俺の嫁」呼ばわりをされていないこと。これはこれで再検討に足る状況のように思います。

エヴァ映画最終シーンに登場する最終進化系(この表現は決して妥当ではないでしょうが、敢えてポケモン的な用法で)の綾波は余りに異形化しており、流石に「嫁」と断定できる許容値を超えているような。。という事情が本当の理由なのかどうか分からないのですが、「俺の嫁」属性は今の“萌え”を考える上でひとつの尺度になるのでは?なんて思った次第です。

同語反復的に掘り起こすと、「空虚・虚無」に絡まる、「幼さ」「弱さ」「脆さ」「健気さ」「いたいけさ」といったニュアンス、あるいはポジショニングというのは、結構深いところで人の心理を揺り動かす要素を有していると思います。

初音ミクの曲には、その(使用者の不慣れなど、本来不確定な要素もあって)つたなさや不安定さなど含めた、「弱さ・脆さ」ゆえの萌え要素が容赦なく織り込まれている場合が多々あると感じます(意図的かどうかは別として)。


参考動画:

【MAD】 神MAD集 Part12 涼宮ハルヒの憂鬱(綾波化した長門が登場します)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm837660

長門に癒しを求める同志に贈る動画(良い出来です。もっと評価されるべきでは)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm804002

邂逅 初音ミク初音ミクオーケストラ、無垢な初音ミクを感じさせる名曲のひとつ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1173726

初音ミク レモネードアイスクリーム(ここまで見事だとあなたの嫁と言わざるを得ない件)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1198468

hide - LEMONed I Scream PV(上の原曲です)
http://www.youtube.com/watch?v=9qWzBHSsV3w

そして、ある意味「同一人物対決」

雪、無音、窓辺にて 長門対メカ長門(ヘッドフォンでどうぞ、ラストは何か飲みながらどうぞ)http://www.nicovideo.jp/watch/sm443435

お題とは直接関係ないんですけど、

恋のミクる伝説(ミクル対ミク 音痴決戦 芸が細か過ぎて、もはや遊びの域を超えた出来。音痴をコピるという高等芸能)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm975660

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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このエントリーへのコメント

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訂正:綾波の評価が→アスカの評価が。。でした。

  takahito on 2007/10/08

2

そう言えば綾波の評価が(特にニコニコで)高まっているなあと思っていたのですが、それはもしかすると「俺の嫁」属性発動を受けてのことだった?とか。。いずれにしろ、さらなる考察が必要ですねえ(笑)。

  takahito on 2007/10/08

1

ハルヒの放送を見ていないのでナガモンに関してはMADから窺い知るものでしかないですが、彼女は「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」としての存在に忠実なキャラクターだと思っています。(平沢進氏のBigBrotherに歌われている「従順のマシン」のような。)
任務という無機質なものに寄る辺立つキャラだから、「俺の嫁」にできるのかなと思います。
綾波は物語序盤ではそういった姿もありましたが、作品を通してみれば、ユイのクローン(今の劇場版からエヴァに入った人にはネタばれ?)であり、夫としてのゲンドウ、息子としてのシンジに寄る辺立つ存在となってしまっているので「俺の嫁」にならないのではないでしょうか?
むしろ、「母」という寄る辺を失い虚無となって拠り所を求め彷徨うアスカの方が、「俺の嫁」に近い気がします。

  かる on 2007/10/08

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