恐らく、今後実践を積んでいくことできっと変わっていくだろうと思っているのですが、現時点での「アート資本主義」論の概要を書いておきたいと思います。
私自身が日ごろ取り組んでいるコミュニティパブリッシング中心のビジネスは主に「仕組みをどうデザインして、どう仕掛けていくのか?」という仕組み・仕掛けの部分がとても大きいのです。もちろん、個々の取り組みは個人の頭と手足を通じて発案・実現されるものですが、やはり企業活動ですのでそのまま個人や個性が前面に出ることはありません。
ただ、一方で、アートの世界は「個」が最も重要な位置を占めています。もちろん特にグローバルな市場でビッグマネーがやりとりされている海外のアートマーケットでは、組織的な取り組みが不可欠。とは言っても究極的にはアーティストそのものの「個」が最大の価値の源泉であり、活動の中核にあることは変わらないように思います。
で、このブログの冒頭で「アート=貨幣論」と書いているのは、むしろ正確には、「アート=有価値説」と言い換えたほうが良いかもしれません。
例えば有価証券、私募債とか、社債とか言われるものに相当するものとしてのアート作品と言った時に、それはそのままアーティストの有する美的付加価値とイコールなのでは?と、考えています。
自分の提示する価値観が、そのままマネーに変換されて流通される。これほどエキサイティングなことはなかなか無いのでは?と、思います。例えば一般の有価証券ですと、発行や取引、流通などにそれなりに規制や法的取り決めがあり発行数や発行単位などもそれなりに制約を受けます。
ですが、アートマーケットでは市場の動向や価格の推移など気にすべきだとは言えども、それを外から強権的にコントロールする外部権力や法的規制のようなモノはありません。
まさに、アーティスト本人の持つ力量や感覚こそが全てであり、やり方次第では全くの無から有を作り出すことが可能なマーケットなのです。
そこにあるのは、最初の「種」になる作品と、それが流通することで市場に形成されていく交換価値です。まさにベンチャー企業がシードになる技術とかビジネスコンセプトを元に、株式市場で勝ち抜いていく構造と近似なのです。
もちろん、企業活動と同じように競合関係があり差異化を競い合う闘争の場である以上、マーケット環境を見抜いて闘っていくセンスや行動力は不可欠です。
ただ、だからこそ、ただの自己顕示欲や自己満足を超えた醍醐味があるのではないかと考えています。
まだまだ実践を欠いている現状ではこの程度の抽象的議論しか出来ないのですが、実際の取り組みが具体化する過程でいろいろと新たな発見や反省があるだろうと思っています。ぜひ今後を楽しみにしていてください。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
ネットワーク型産業構造への衣替え?
iPhonista Nightの事後報告
なるほど:毒米バイオエタノールには現時点で無理があるらしい(リンク)
10月13日の週のITイベント
こんなPCの使い方はできるのでしょうか?
人為的なケアレスミスを防ぐための計算認証(?)
モバイル機器の使いこなしには、挙動の把握が大切なのですが
"嵐"のように消えたキャメロンディアスみんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種も