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中国のハイテク博覧会に出席した記者の奮闘記

2007/05/28 19:42
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CNET Japanの編集スタッフと米国CNET News.comのスタッフが、手に入れつつもニュースに乗せ切れなかったITやインターネット、モバイル関連の情報や取材でのこぼれ話、うわさ話をお送りします。
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 現在開催中の中国北京国際科学技術産業博覧会(CHITEC)は、中国における科学技術の成果を発表するための中国政府の披露の場だ。同博覧会では、1つの展示フロアが設置されているほか、いくつかのセッションが開催される。その一例が、2日間の日程で開催される「中国のエネルギー戦略」と題されたシンポジウムだ。このシンポジウムでは、E85エタノール(ガソリンにエタノールを85%混ぜた燃料)の増加、太陽発電、石炭産業、水などのテーマについて議論される。政府部門と民間部門の両部門の関係者が講演を行う。その他の会議としては、中国におけるハイテクの輸出、研究開発、リサイクルの概要に関するセッションが挙げられる。

 同博覧会に記者として出席するための適切な認可を得るために、数週間前から何通ものメールを送り、また何度も電話を掛けた。中国に発つ前日まで、会議への出席どころか展示会に入場できるのかさえ分からなかった。会場に到着後も、追い出されるのではと不安を感じた。主催者らは、私の席をどこにするか迷っていたが、最終的に聴衆席の後ろに私専用のテーブルを設けてくれた。

 私は、会場への入場と会議への参加を許されたが、あいにく通訳が一度も現れなかった。

 会議の主催者らが通訳をキャンセルしたのだ。その結果、2時間半の喜劇が始まった。広報担当者らは私を席に座らせ、また後で戻ってくると言った。西洋人女性カメラマンが私を助けようとしたが、しばらくして彼女は、「私にとっては彼らの話の内容はどうでもいい。写真を撮るのが私の務めなので」と語った。

 私に同情してくれた中国人たちが、私を助けようと同僚を連れてきてくれた。そして、中国語と片言の英語で会話をしたが、回答は「申し訳ないが、お答えできません」「3階に行ってみてください」「どうかご着席ください」のいずれかであった。皆、親切な人々で、私と同様に困惑していたが、彼らができることは限られていた。彼らにも仕事があり、当然のことながら彼らの大半は私の話を理解していなかった。しかし、雇える通訳がいないことは明らかだった。

 会場であるビジネスセンターの運営者で、多少英語を話せる人物から、同時通訳用のヘッドセットなら貸せると言われた。しかし、私の向かいで会議を中国語で聞き、ヘッドセットを通じて英語に通訳してくれる人がいなかった。隣では、眼の外科医たちの会議が行われていた。あいにく、ここでも通訳者は全員予約済みだったが、その会議の大きなイベントである手術のライブが間もなく行われようとしていた。

 私は会場の廊下で、ついに、会社の中国人関係者を伴った身なりの立派な西洋人の企業幹部を発見した。これまでの経緯を話し、「どうか助けていただけないだろうか」と懇願した。

 彼も同じ境遇だった。彼はスポンサーの1社であるSiemensに務めていた。彼は博覧会の前日、通訳がキャンセルされたことを知らされていて、同氏の会社の現地社員の隣に座ったが、片言の英語が話せるだけで、通訳としては不十分だった。だから彼も基本的に時間をつぶしていたようだ。

 「今日お小遣いを稼ぎたい大学生を知らないか」とこの西洋人男性がその同僚に尋ねたが、その日は土曜日で、肩をすくめられてしまったという。

 私ががっかりしてこの会場を後にすると、別の西洋人が近づいてきた。彼は自動車製造業者に勤務していて、私の助けが必要だと懇願してきたのだった。

Posted by Michael Kanellos

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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