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インテルが統合型メモリコントローラを採用しない理由

2006/03/10 22:31
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 Intelが自社のプロセッサにメモリコントローラを搭載しない理由については、数多くの要因がある、と同社CEOのPaul Otelliniは説明する。

 メモリコントローラは、プロセッサ-メモリ間のデータのやり取りを行う小さな半導体だ。Advanced Micro DevicesのAthlonプロセッサに見られるように、メモリコントローラをプロセッサに統合すれば、チップの高性能化が図れる。そうすることで、簡単に言うと、電子の移動時間が短縮されるからだ。

 しかし、Intelはメモリコントローラをチップに統合しない。1つの理由は、メモリの標準が変化する、というものだ。例えば、現在のAthlon搭載コンピュータではDDR IIメモリは使われていない。統合型メモリコントローラはDDR Iメモリにしか対応していないからだ。かつてIntelは、Rambus製のメモリに対応する統合型メモリコントローラを搭載した「Timna」チップを発売しようとしたが、Rambusメモリの売れ行きが不振だったため、同チップはまもなく姿を消した。

 もう1つの理由は、同社がチップに大容量のキャッシュを搭載しており、統合型メモリコントローラを搭載する必要性が低いからだと、Otelliniは「Intel Developer Forum」で行われたインタビューの中で説明した。

 「統合型メモリコントローラの搭載に勝るのは、チップ上にメモリを搭載することしかない」(Otellini)

 大きさも重要な問題だ。Intelはプロセッサを同社の最新鋭の製造ラインで製造している(現在、同社は65ナノメートル製造プロセスを採用している)。各メーカーとも、毎年最新型の製造ラインで製造可能なシリコンの量は限られており、製造工程を早めることはできない。したがって、製造するチップのサイズが小さければ小さいほど、年間に製造可能なチップの数が多くなり、それだけたくさんの利益を得ることができる。

 メモリコントローラを搭載すれば、チップのサイズが大きくなる。つまり、その分製造可能なチップの数が減るわけだ。

 Intelは「2番目に優れた」技術世代の上にメモリコントローラを開発している。その世代では、半導体の大きさはそれほど問題にならない。

 これもまた、人々を納得させるのが難しいコンセプトだ。

 Otelliniは「統合型メモリコントローラの有無でチップを選ぶ人はいない」と述べ、さらに「皆、プラットフォームの全体的性能で選んでいる」と付け加えた。

Posted by Michael Kanellos

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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