メールに添付するファイルがやや容量が大きい場合、複数のファイルを一度に送りたい場合や、添付ファイルにパスワードを付加したい、といった場合にファイル圧縮が活躍します。非常に今更な話ですが、それにまつわる内容です。
使われる頻度が高いであろう圧縮形式はZIP/LZH/CAB/TAR/GZ/RAR/7-ZIP/SIT/SITXといったあたりでしょうか。これ以外を目にすることは日常においては非常に希です(GCAやYZ1等)。
#TARは実際には圧縮形式とは少し違います。
ZIP/RAR/7-Zip/SIT/SITXではパスワードを付加することが可能なため、そういった視点からわざわざこれら形式を利用することも多いようです。ここで問題になるのがZIP形式です。今ではWindowsでもMac OSでもOS機能だけで圧縮も解凍もすることが可能で、外部ツールを必要としません。これが原因で一部ではちょっとした不都合が出てしまっています。
「W-Clickだけで開けてしまうため、セキュリティの観点から、メールに添付されていた場合にメールサーバで自動削除する」というポリシーの企業、団体がちらほらあるようです。用心に越したことはないのですが、送信者にとっても受信者にとってもいささか不便です。LZHではパスワードの付加が出来ませんし、RARやSITは圧縮ファイルを作製する専用のソフトウェアを導入しなければなりません。当然それだけコストがかかります。
こうなると次に考えられる手法はMS Officeドキュメントであればオプションからパスワードを設定する方法や、またはドキュメントをPDF化しパスワードを付加する方法をとり、最終的にLZHで圧縮するという二段構えになります。PDFであればAcrobatが必要となるためやはりコストが発生します。
そういったポリシーの企業、団体はそれを見越したシステムの導入をしているためさほど問題にはならないのでしょうが、実のところ取引先をも巻き込む形になっています。
といったような「不便だから」という理由から実務担当者が取引先を考慮した結果、拡張子の改変などでの対応を日常化させてしまう、など割とありそうな話です。規制のつもりが結果的に穴を増やしかねません。
余談ですが関連して、10段を超える多段圧縮ファイルはスキャンしきれないワクチンソフトもあります。以前の話ですが、ウィルスバスターで対象ファイルの圧縮が7段を超えるとスキャンしきれずスルーしてしまう、というのは割と有名でした。
他ではワクチンソフトのスキャンをスルーすることを目的としたパッキングソフト(通称パッカー)なんていうものまで実在します。
メールの添付ファイルには細心の注意を払いましょう。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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