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オーマイニュースについて小田光康氏からの質問
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PJニュースの小田光康氏からオーマイニュースに関しての取材依頼を受けた。オーマイニュースは「市民メディア」をうたったウェブサイトだったが、今年4月に終了し、ウェブサイトもすでに閉鎖されている。ところが閉鎖後から急に関係者があれこれと発言するようになり、たとえば5月に開かれた「No more! OhmyNews 〜オーマイニュース消滅記念!(元)編集部発・最後の炎上大会〜」というふざけた名称のイベントでは、「どちらかというと反日的な人が集まってしまった。そのうちに反編集部的な言論につながり、大変ストレスフルな毎日だった」などと元編集長が発言している。
私は記者失格だった=オーマイニュース元社員が考える「ダメだった理由」とか過保護な姿勢が“報道”を自己否定した=誰がオーマイニュースを殺したかとか編集部員に食い物にされた「オーマイニュース」とか、なんとも百花繚乱である。百花繚乱という言葉が的確なのかどうかは置いておくとしても。
そういう状況の中で、旧知のオーマイニュース市民記者だった人からこれらのオーマイニュース騒動についてコメントの依頼を受けた。それがこのオーマイニュース元関係者 25日に「最後の炎上」開催という記事で、アメーバニュースに掲載されている。
この記事の中での私のコメントに対して、小田氏は質問を投げてきている。なおこの取材は対面や電話ではなく、メールでのやりとりである。以下、小田氏の許可を得たうえで一問一答を掲載しておく。
オーマイからコンサルタント契約を受けた報酬を得ていた上で、他の媒体で報酬を受けたオーマイの内部告発記事を書くことがある種の利益相反にならないのか
そもそも誤解があるようですが、コンサルタント契約はしていません。「オーマイニュース編集委員」に就任するという契約で、月ごとの報酬をいただきました。報酬額に関しては個人的な事柄なので公開しません。編集委員がどのような仕事を行うのかということについて、オヨンホ代表からは「オーマイニュースの言論を高めてほしい。アドバイスもしてほしい」という依頼を受けています。ただしこれについては文書化はされていません。
つまりオーマイニュースの言論をいかにしてより良いものにしていくのかが私のミッションでした。しかし残念なことにオーマイニュース編集部はまったくインターネットの本質を理解しておらず、ネットの流儀とはまったく相反した編集活動を行いました。
ネットの本質、ネットの流儀とは以下のようなことです――ニュースの収集から編集、公開にいたるまでのプロセスをすべて可視化し、その可視化されたプロセスに対して外部からの反論や評価、分析などをきちんと受け入れること。
しかしオーマイニュース編集部は編集プロセスのほとんどをオープンにせず、さらに外部からの批判の声に対しても黙殺するという方向で編集活動を行いました。オピニオン会員の封殺がその最も象徴的な事件です。
編集部スタッフの多くはマスメディア出身者で、マスメディア的な編集から一歩も踏み出すことができなかったということなのでしょう。たいていのマスメディアでは、編集プロセスはブラックボックス化され、読者など外部の第三者からの批判を受け入れることを認めていません。しかしこのようなマスメディア的な編集は、ネットの世界では通用しません。
上記のような状況で、「オーマイニュースの言論を高めていく」という私のミッションを遂行するためには、無理にでもその編集プロセスを可視化させ、外部からの批判を突きつけることしか方法はありませんでした。少なくともあの時点で私はそう判断しました。そのアプローチの一環として、外部媒体で批判記事を書いたのです。
私のミッションが「オーマイニュースの言論を高めていく」ということである限り、これは利益相反ではありません。
オーマイに対して守秘義務違反にならなかったのか
守秘義務に関する契約は結んでいません。
小田氏:次に、以下の記事での佐々木さんのコメントについてです。
「オーマイニュースは3年前、オピニオン会員を追い出した時点で市民メディアとしての意味を失い、完全に終焉を迎えてしまっていたのです」
佐々木さんにとっての「市民メディア」とはどのように定義されるのか
市民メディアとは、プロのジャーナリストではない普通の個人が参加するメディアです。
オピニオン会員を追い出すことがなぜ市民メディアとしての意味を失うことにつながるのか
参加者をフィルタリングし、自分の都合の良い人間だけを許容するようなメディアは、市民メディアの名には値しないからです。だからオーマイニュースは市民メディアではありませんでした。
なぜ3年前に総括しなかったものをいまになってする意味が無いのか
(「正直なところ、もうオーマイニュースにはなんら興味はありませんし、3年前に行うべきだった総括を今ごろになって行うことにはなんら意味は感じません」という私のコメントに対して)
私がオーマイニュース編集部に対して行った一連の批判に対し、3年前の時点では編集部側はだれも反論しませんでした。もしオーマイニュースを市民メディアとして存続させようとする意志があったのであれば、あの時点でなぜきちんとした反論を行わなかったのでしょうか? そうした反論を行わずして、オーマイニュースが完全に消滅し、リカバリー不可能になったいまになって問題を蒸し返すというのは、私にとっては無駄な議論に思えます。だから「意味が無い」と書いたのです。
自由と勝手は同義語なのか。ネットでは誹謗中傷も認められるという意味なのか。
(「私への非難や中傷はご自由にどうぞ。インターネットでは何を書こうと自由ですからね」という私のコメントに対して)
誹謗中傷も自由です。ただし度を超せば告訴告発なり民事訴訟なりに発展する可能性はあります。またそこまで行かなくても、内容のない非難や中傷を行えば、多くの人々から「こいつはバカじゃないのか」と判断されてしまう危険性があります。そういう可能性を認識したうえで、ご自由にご発言くださいと言っているのです。
小田氏:この記事を最近になって読んで驚きました。わたしへのインタビューで、インタビュー前のやりとりを佐々木さんのブログ等で断りもなく公開していたことです。
取材を許可した範囲以外の部分を公開することに関して、ジャーナリストの倫理的にどう考えているのか
インタビュー取材を行った際、記事化に際して「電話でのやりとりも含めて書いていいですか」とあなたにおうかがいしたところ、「問題ないのでぜひ書いてください」とおっしゃったのをお忘れになっているようです。
とはいえこのやりとりに関してはテープに録音しているわけでもなく、「そんなことはいっていない」と言われれば水掛け論になってしまうでしょう。それでもなおかつ「倫理的に許せない」とおっしゃるのであれば、本件については謝罪します。申し訳ありません。
ただ気になるのは、4年も前のブログのエントリーについて今ごろになってご指摘されていることです。4年間もこの記事に気づかれないまま放置されていたのですか? 「小田光康」のキーワードでGoogle検索すると、検索結果の2番目にヒットする記事ですよ? なぜいまになって?
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以上で一問一答は終わり。私個人としてはオーマイニュースというのは日本のインターネットに何の影響も与えないまま終わったと認識しているし、今さらオーマイニュースについて論じることには何の意味もないと考えている。当時書いたいくつかのエントリーで、すべては完了しているからだ。
平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?(上)
平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?(下)
私がオーマイニュースに批判を書いた理由
だから私はこの回答をメールで小田氏に送る際、「オーマイニュースに関するこれ以上の取材はお断りさせていただきます」と申し添えておいた。以上。
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