お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

IT業界におけるマーケティング

2006/04/24 22:49
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昨年度までは「技術経営序論」というタイトルで、MOT(Management of Technology)に関するブログを書いていましたが、今年度より「IT業界マーケティング活用術」に内容を変えました。変更の理由は、MOTの技術と経営を結びつける多くの要素のうち、ビジネスにつながる商品・技術開発とそれを企業の収益につなげる仕組みが重要であると感じたからです。その中心的なビジネス分野がマーケティングなのです。

IT業界では特に他社と差別化を図った商品開発とその販売推進としてのマーケティング機能が重要とされているのです。しかしビジネスの広範に及ぶマーケティングが、広告活動としてしか理解をされていないことが多く見受けられます。

このブログはIT業界で働いている方々にマーケティングの考え方やビジネススクールで教えられるツールの紹介をすることにより、実務で活用していただくことを目的としています。

マーケティングとは
このブログをはじめるにあたってまず、マーケティングの定義を明確にしたいと思います。

マーケティングの定義は時代の経過に合わせて変化をしてきています。この理由はマーケティングの役割がその活動を行う社会環境や企業環境によって異なることにあります。米国マーケティング協会(American Marketing Association)は2004年にマーケティングを下記のように定義しています。

マーケティングとは、価値を創造し顧客に伝達と提供することにより、組織とその利害関係者のために顧客との関係を継続させるための組織的な機能と一連の過程である。
(米国マーケティング協会サイトより翻訳)

さらにマーケティングで有名なフィリップ・コトラー教授はマーケティングの定義を下記としています。

製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する、社会上、経営上のプロセスである。

両方の定義からわかるように、マーケティング活動とは価値交換(商品やサービスとお金の交換等)が基盤にあり、その交換により両社の価値を生むための継続的な仕組みであるのです。一方的な販売や広告活動や顧客価値を生まない製品やサービスの開発はマーケティング活動とは呼べないと言えるでしょう。

ITとマーケティングの関係

次にマーケティングとITの関係についてです。

両社の関係は下記の2つに分類されます。

・マーケティング活動におけるITの活用
・IT技術、製品、サービスを市場に提供するためのマーケティング活動

前者はCRMやWebの利用など、マーケティング活動を支えるITという関係です。後者はITを開発もしくは提供していくことを目的としたマーケティング活動です。本ブログではこの両方を取り上げていきますが、IT業界に限らないマーケティングに関して理解を深めてもらうために後者を中心に書いていきます。

皆さんもご存知の通り、日本の景気は回復の方向にあります。特に企業における投資が積極的になっています。投資先は人やモノに限らず、さらなる売上・利益を得ることを目的としたマーケティングへの投資も含まれ、今後マーケティングの企業における重要性が増すと考えられます。しかし戦後の経済成長とバブル期とその崩壊期を経て、消費者のニーズは多様化し、モノやサービスを提供することが以前より難しくなってきていると考えられます。景気が上向きになりつつあるこの時代に、IT業界で働く皆様にマーケティングに関する実践的な知識を身につけていただく支援ができればと考えています。

次回よりマーケティングとITの関係について、なるべく実例を含ませながらお伝えしていきたいと思います。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー

個人情報保護方針
利用規約
訂正
広告について
運営会社