先日、Appleから、「あなたの意見をアップルに聞かせてください。」というタイトルで、ADCに関するアンケートメールが届きました。
ご存知でない方に説明しますと、ADCとはApple Developer Connectionの略で、Appleの開発者向け機構のことです。
サイトには開発者向けの有用な情報が満載で、有償会員になっておけば、Macを割安に購入したり、リリース前のOSを入手することもできます(当然、守秘義務がありますが)。
私は既に開発者職をリタイヤしているので、今では無償会員として個人登録しています。もはやADCからの情報を活用することは少ないものの、SE/プログラマだったころの癖と言いましょうか、開発者向け情報は今でも気になったりします。
さて、そのアンケートの設問は1つだけ、「ADCからのメールを母国語で貰うことを重要だと思いますか?」というものでした。
腑に落ちませんよね。Appleなりアップルにはバイリンガル、マルチリンガルのスタッフが大勢在籍しているはずですし、ADCからの毎回のメールは、外部に翻訳を委託しても、そう大きな費用はかからない分量です。
ならば、わざわざ小賢しいことはせずとも、「ADC Newsが、あなたの母国語で読めるようになりました」と、いきなりサービスを始めてもよさそうな気がします。
そこで、このアンケートが何を意味しているのかに思いを巡らせてみたのですが、私が考えるに、Appleは、「開発者向け資料全般を各国語に翻訳すべきかどうか」、あるいは「どの言語を優先して翻訳すべきか」といったことを推し量りたかったのではないでしょうか。
対象言語を限定するとしても、資料のあらかたを翻訳するとなれば、さすがに多大なコストを強いられますので、必要性や優先度を見極めたいと考えるのは当然です。
私としては、やはり日本語を優先してもらいたいので、アンケートに対する回答は「とても重要」にしておきました。
実際のところ、ADCからのメールは英語のままであっても構わないとは思います。コンピューター用語には馴染みのあるものが多いですし、私も英語がまったくの苦手と言うわけではないので、翻訳ソフト傍ら、気になる言い回しを調べる程度で読み進めることはできます。
とは言え、フレームワークやAPI関連のリファレンスは、やはり日本語で読みたいところです。目新しい概念を勉強するときや、切迫している状況で自分が必要としている情報を探す場合には、随分と楽になりますので。
対Windowsという観点から見ても、Appleは開発者支援の強化、コミュニティの裾野を広げたいと思っていることでしょう。
本質的にWindowsでもMacでも構わない、むしろMacの方が適しているとも言える用途においても、無条件にWindowsが選ばれているような現状を変えるには、おそらくそれも必要です。
アンケートの結果が良きように反映され、特にリファレンス資料が、逐次日本語化されていくことを期待します。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
PowerYOGA on 2007/04/21
元々、PCショップにいてAppleとMS陣営のベンダーの両方を眺めてた人間としては、Appleのシェアが落ちるのは当然です。
無料サポートは3ヶ月しかなく、Macの初心者本はこれからブロードバンドが復旧しそうな時代なのに、モデムでのインターネット接続の方法しかないので、初心者は一苦労です。(何度、お客にISDNやブロードバンドの接続方法のお手紙書いた事か・・・)
さらに、ソフトが値段も機能もピンキリしかない上にカバーされている分野が狭いので、ラインアップの中でお客のやりたいことを実現出来ない事が多かったのも印象に残っています。
特筆はAppleという会社の体質です。
「iMAcのブルーベリーばかり売れて、タンジェリンが余ってるから、タンジェリンを何台売らないとブルーベリーは御社に卸しません」と平然といってのけ、自分達のマーケティングの不始末を販売店に押し付けてくるわ、挙句の果てには、お客のPowerBookのDVD-ROMが壊れたとのことで修理に出すと「部品がないので一生直りません」なんて言葉を平気で吐く事のあるサポート。
ヤクザとは言いませんが、決して良くはありません。
こうなると、MacOSやAppleのデザインは好きですが、Appleという会社が信用出来ませんし、自信満
通行人 on 2007/04/20
朝之丞さん、コメントありがとうございます。
体験モニター、ご苦労様でした。モニターさん達のご提案の多くは、おそらく私も賛同するような内容でしょうから、それらを真摯に受け止めていただけると嬉しいですね。そもそも、そのためのモニター企画だったのでしょうし。
PowerYOGA on 2007/04/15
とおりすがりさん、コメントありがとうございます。
でも、危機的な状況とは信じたくないです。また、「日本の担当の判断/意見を上書きする/したい強い意志」も、どうでしょうかね。現状からして、今さら日本語でなくとも困らない日本人開発者は多いものの、それでも、「日本語メールなんか要らない」とまでは言わない気がするので、そのような意図に沿う結果は出ないのではないかと。私は、やはり、「日本向けADCサイトも、第二階層以下はほとんど英語」という現状を変えるべきかどうかを計っていると見ています。そして、日本発の Mac のソフトが非常に少ない点は、私も非常に残念に思ってます。
PowerYOGA on 2007/04/15
PowerYOGAさん
おはようございます、朝之丞です。
守秘義務が有るので分外なことを言えませんが、Start Mac体験モニターOBとしては、「体験モニターさんが提案した事を真摯に受け止めて頂けたのでは」と淡い期待を寄せております。
朝之丞 on 2007/04/13
Apple のような、外資系 IT 産業の中にいる身としては、そのようなアンケートを行う時点では既に危機的な状態に達していることが多いです。
ふつーに考えれば、それぞれの国の母国語で提供すれば良いわけで、各国の担当が必要といえばアンケートなぞ取る必要はないはず。日本の担当の判断/意見を上書きする/したい強い意志の現れだと思った方が良いですよ。
噂には聞いていましたが、かなり危ない状態。くるところまできてしまったようです。日本発の Mac のソフトって、ほとんどありませんからねぇ...
とおりすがり on 2007/04/13
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通行人さん、コメントありがとうございます。
Appleの販売店などに対する淡泊さ、冷淡さは、良く言われることですね。「致し方ないのかも」と理解できる場合もあるのですが、まあ、おっしゃる通り、Appleのシェアが落ちるのは当然ですね。「よく、Windwos陣営の安売り戦略に負けたという人がいますが、決してそれだけが理由とは思いません」も同感です。Appleの態度は、いわゆるブランド品みたく、「良いものを作って恰好良く売ればいい。その他の要素は切り捨てても構わない」と言わんばかりに感じることがあります。
でも、私が考えるに、「パソコンとは元来、使うのが難しい代物」です。Macも決して例外ではありません。その証拠に、独力でマスターした人はいません。皆、先人から教わったり、ネットや雑誌の記事を読んで今のスキルを培ったはずです。ならば、メーカーとユーザーの掛け橋を担う、ベンダーやサービスサプライヤー、開発会社などを軽視すれば、人々の選択肢に上らなくなるのですから、必然としてシェアは落ちます。その点、Microsoftは巧妙にやってきました。
ただ、iPod人気はもちろん、Windowsの行き詰まり感やBootCampの投入などもあって、Macの販売数は着実に延びてきています。