いつからか私の携帯電話(V905SH)の着信音が5秒くらいしか鳴らなくなっていました。さすがに5秒では取り損ねることもしばしば。そこで設定変更を試みたのですが、これが予想外に難儀なことでした。
まず、メインメニューから「設定」→「サウンド設定」→「着信音/ムービー」と辿り、「音声着信」を選択したのですが、音量や着信音の種別を設定する項目はあるものの、着信音の秒数の項目が見当たりません。「音声着信」と同じ階層の「メール着信」の下には「鳴動時間」という項目があるというのに。
次に、電話帳全体、グループ単位、個人の設定箇所を探すも、やはりそれらしい項目が見つかりません。しかたなく取扱説明書で調べることにしました。
表示機能を持った機械で取説を読ませるのは、その製品のUI設計に失敗している証拠だと思うのですが、ここでは置いておきましょう。
めくりにくい横長の取説で該当の記載箇所を探して読んでみると、着信音の鳴動時間には留守番電話の設定がからんでいることが解りました。どうやら私の携帯は、着信開始から5秒後に留守電に切り替わる設定になっていたようです。
ならば、留守電関連の設定箇所で留守電開始までの時間を20秒ぐらいに設定し直せば解決するはずですが、何度試みても変更を受け付けてくれません。試行錯誤の上、いったん留守電サービスを停止し、改めて開始すれば新しい秒数設定でサービスを再開できることが解りました。
それにしても随分お粗末なUIだと感じます。機種を名指しして恐縮ですが、シャープは国内市場でトップシェアということですから、敢えて言わせてもらいましょう。
まず、鳴動時間の件。これはもう、「着信音を○○秒鳴らして出なければ留守番電話に切り替える」というユーザー目線ではなく、「○○秒後に留守番電話に切り替えるが、それまでは着信音を鳴らす」という、サービス提供者側の理屈を押し付けている形です。
そして、留守電の秒数再設定の件。こちらも、もっとスマートに変更できて然るべきでしょうし、せめて「秒数を変更するには、留守電サービスをいったん停止してください」とでもメッセージを出してくれれば、なんら迷うことはないわけです。
キャリアとのしがらみや、タイトな市場投入スケジュール、熾烈なシェア争いなどで、常に余裕のない製品開発を強いられているのかもしれませんが、昨今の携帯電話は、ただでさえ機能が増えすぎて煩雑になりがちですし、使い勝手も重要なセールスポイントなのですから、もう少し頑張ってもらいたいものです。
先頃、日本市場での発売が未定だというのにAppleのiPhoneが話題をさらったのは、私のようにAppleの新製品に飛びつきたい人が多いということの他にも、既存の携帯電話の使い勝手にどことなく不便さを感じている人が少なくないからではないでしょうか。実際に買うかはともかく、Appleが硬直した携帯電話分野(それも使い勝手の部分)に一石を投じ、他のメーカーを大いに刺激してくれるのではないか、という期待が伺えます。
差し当たり、iPhoneはiPod同様、PCまたはMacとの接続が前提なので、その気になればパソコン上でiPhoneの全設定を行わせることも可能ですね。充電時にiPhoneの電話帳とパソコン側のアドレスブックとで自動的に同期を取る機能も提供されることでしょう。全容が明かされるときが楽しみです。
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