最終更新時刻:2009年11月12日(木) 3時27分
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30年前の感覚?

公開日時:
2008/05/21 22:21
著者:
おおぬか

若者(だけじゃない?)の海外旅行離れに危機感を覚えた旅行業界のトップが、「今はPC(インターネット?)で海外の情報が簡単に手に入るのが、海外旅行減少の原因...」と語ったところ、「感覚が古すぎる」と反感続出だそうだ。

 “海外離れ”分析に反応冷ややか

若者の海外旅行離れを「PCひとつで世界中の情報が楽しめる。『頭の中の旅』が新鮮さを奪った」と旅行業界幹部は解説したが、ネットでは「30年前の価値観」と冷ややかな反応。
佐々木隆委員長(JTB社長)は「初めて海外に行ったとき、強烈な驚きと刺激を受けた。旅行業界が自ら立ち上がり、関係機関と連携して海外旅行への新鮮な興味を取り戻したい」と決意を示し、沢辺宏推進室長(JATA)が冒頭の分析を語ったところ、ネット上で若者たちの怒りが噴出した。
「年収200万円以下が1500万人じゃ無理もない。ラブホテルさえ行けない」「(海外へ行かないのは)経験の有無じゃない。テレビやネットで見られるからでもない。もう、憧れがないからだ」「『若者の〇〇離れ』というが、クルマ、プロ野球、テレビ、理系、パチンコ、CD(レコード)、結婚などすべて、30年前の価値観だ」

「PCとネットで海外に行った気分」?

足元の海外旅行代理店の社員でさえ、「もう海外旅行に行きたいとは思わない」と言っている状況では、佐々木さんの努力もあまり効果が無いのでは? それよりも興味深かったのが、”車、プロ野球、テレビ、パチンコ、CD”と並んでいるものが全て”負け組”製品なこと。 これらに対抗して”勝ち組”製品は、”iPOD、携帯、Web2.0アプリ(Email, SaaS, Google, Facebook...),DVD, デジカメ...”

今だって人気歌手のコンサートには1人何千円払って、何千、何万の若者が集まる。 年2回のコミケには何十万人が参加する。 人間の欲望(生きる力)はいつの時代も果てしが無いので、単に目先が変わっていくだけでは?  旅行それも違う国への旅行はいつだって人のしたい事のトップにくるだろう。 これに勝てるのは”おいしいものを食べる事か?” しかし、旅行の楽しみの大きな部分は行った先での食べ物にあることは間違いないだろう。 

要は”若者(現代の日本人)を引き付けられる”面白い旅”の企画ができないで、業界全体が、単に”安い、安い”と安売り競争をしているだけだから飽きられただけなのでは? 明治時代ではあるまいし、海外というだけでお客を引き付けられると思っているのが頭の古い証拠だ。 例えば、大手代理店のどこも今話題の”宇宙旅行”の売り出しなんかしていない。 恐らく明治時代、海外へ行くというのは現在の宇宙旅行に匹敵する、リスクと費用がかかったはずだ。 

どの旅行代理店に行っても、店頭のパンフレットは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの定番ばかり。 20年前と変わらない。 20年前の製品、サービスでやっていられる企業はないよ。 ”北極横断ツアー”とか、”南極でペンギンと遊ぼう” とか、アジアだって、”ベトナム株投資ツアー、証券会社口座開設オプションツアー付き”とかいくらでも頭を使えば新しい切り口が見つかるはず。 あとは思い切って実行する勇気が企業にあるかだけだ。 JTBは何か面白い事を業界のトップ切ってやっているんでしょうか、佐々木社長? 後、個人的にNew Yorkが好きなので、”NY1ヶ月滞在 格安”とかあったら行きたいですね。

そういう当たり前の企業努力が出来ない人が他への責任転嫁をしているとしか解釈できないのが、反感の原因では? 旅行業はこれからも、いや豊かになった日本だからこそ、これから有望な業界でしょう。 私のいるコンピュータ(?)業界同様、”ソフトの時代”の主要産業の一つに成れるはず。 

しかし、私の業界同様、従来の”真面目で頭の良い人”より、”発想がユニークでリスクを恐れない人”へ必要な人材の質が変わっているのでは? その意味では佐々木さんもアップルのSteve Jobsを見習ったらいかがでしょう? と言ってもJobsは経営者という以上の人なので、JTB内で旅行業界のJobsを育ててみてはいかがですか?

macbook enjoys the Blue Lagoon by mikefranklin

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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