何回かセカンドライフ(SL)について批判的な事を書いてきましたが、自分がどのくらいSLについて知っているかと反省してみると、「実際にはほとんど知らない」と言うのが本音です。 何事も知らないのに批判するのはフェアじゃないので、SLについて勉強中です。 SLのメンバーになって、ここ(アメリカ アトランタ 企業内LAN)から使ってみようとも思ってます。 そのレポートも又書きますのでお楽しみに。
今日は取りあえず「セカンドライフっていったい何? どこから出てきたの?」と言う疑問から。 こんな事は知ってる人は知ってるんでしょうが、私の様な一応コンピュータソフトを仕事としている者も余り良く判っていません。 それだけ新しいと言うことなのでしょうから、「ちょっと基本からおさらいをしてみるのも良いのでは」と言うのが今回のテーマです。
セカンドライフについてあちこちサ−チしてみると、まずお馴染みのWikiからですと。 セカンドライフはヴァーチャルワールドの一つであると定義されてます。 で、このヴァーチャルワールドとは何物かというとメタバース(Meta-Universe)とかMMORPGとか出てきて、
Massively Multiplayer Online Role-Playing Game (マッシブリーマルチプレイヤー オンラインロールプレイングゲーム、MMORPG) は、「多人数同時参加型オンラインRPG」などと訳され、オンラインゲームの一種でコンピューターRPGをモチーフとしたものを指す。
MMORPGについては英語版WikiではMMORLGと分けており、セカンドライフはMMORLGになると言ってますが、この辺までくると何か”分類のための分類”になってしまっているようです。
ちなみに今回セカンドライフを日本語版Wikiと英語版Wikiの両方で調べたら、かなり内容が違っていました。 今まで、日本語版は英語版の翻訳と思っていたのですが、そうではないようです。 英語版の方が情報量が多いようですが、必ずしもそうでもなく、結局Wikiの場合、執筆者の個人的な差が大きいですので、できたら英語版とも比べた方が良いですね。 他の言語でも又違っているんでしょうが、一応英語版が標準ですから、それと日本語版の差を見ておけば大体良いでしょう。 でも、何かこれって、現在のグローバライゼーションを象徴しているようです。
--- 英語版WikiのMMORPG定義 ---
Virtual World is a fairly vague and inclusive term, the above can generally be divided along a spectrum ranging from:
Some would argue the the MMO versions of RTS and FPS games are also virtual worlds if the world editors, such as GtkRadiant
allow for open editing of the terrains if the "source file" for the
terrain is shared. Emerging concepts include basing the terrain of such
games on real satellite photos, such as those available through the Google Maps API or through a simple virtual geocaching of "easter eggs" on WikiMapia or similar mashups, where permitted.
--- 英語版WikiのMMORPG定義終わり---
RPG(Roll Playing Game)については昔なつかしいウルティマとかを思い出すのですが、要はゲームです。 ゲームの中でも欧米で作られた、大人も楽しめる、単純に上がりを目指すものではないゲームです。 ゲームの中に、参加者の身代わりになり活躍する擬似人間(アバター)を作り、それがゲームの中で成長していくのを競うものです。 参加者は擬似世界の中で生きるような感覚を味わえるというのがポイントです。 ボードゲームという紙で作ったものから始まり、コンピュータが出てきたとき(1950年代)、さっそくコンピュータ上で作られました。
実は今話題のLinuxの元になっている、UNIXとCは、AT&Tの研究所でKen Thompsonという研究者が自分で遊ぶゲームを作るための道具として作ったのが始まりなのです。 まあ、その頃のコンピュータは気まぐれ研究者の遊びの道具にしかならないものだった訳です。 その頃著名な科学者が、「将来コンピュータは”世界中で”数十台必要になるだろう」と言うレポートを出したら、「こんな野心的な計画は聞いた事もない」と批判された話があります。 でもまだ50年も経ってないんですがね。 閑話休題。
つまり、セカンドライフはこういうコンピュータゲームの3D(3次元映像)版という訳です。 例のセカンドライフ上のバーチャル通貨、リンデンドルも要はゲーム内で通用する仮想通貨と言うわけです。 で、これをゲームと言わずに”もう一つの人生”とか言うのは、単なる1つのゲームだけじゃなくて「3Dの世界を作れるプラットフォームを提供するから、参加者が自分の好きなものを作って下さい」と言う事で、 これはある意味自然な展開ですが、私の批判は、技術的(通信速度、PCの3D性能)や心理的(何をやって良いか判らない)な問題でビジネスとしては成り立たない。という点にある訳です。 技術的問題は時間(5-10年?)が必要ですし、心理的問題の方は、セカンドライフのコンセプト(プラットフォーム提供)に関わるものですので、ビジネスモデルを含めた変更が必要になると思います。
英語版WikiのVirtual World(Metaverse)にはセカンドライフのライバルがいくつか上げられています。
やっとタイトルのEntropia Universeが出てきましたが、長くなりましたので次回にしましょう。 今日のおまけは2004年にドイツに行った時、ホテルのレストランで働いていた、フィオリーナちゃんです。 まだ20歳。 彼氏と一緒にチェコから働きに来ていました。 ドイツ統一後、彼女のような若い労働者がド、イツの高賃金を目当てにに流れ込み、ドイツ人やトルコ人(ドイツ最大の移民民族)と緊張を生んでいました(今もいます)。 でも彼女にはそんな事関係なく、かたことの英語で話してくれました。 今どうしているかなあ。 国に帰って彼氏と結婚してるかな。 それが目標で二人で頑張っていると言ってましたから(けなげですなあ)。

では今日はここまで。
大額和良(おおぬか かずよし)
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