最近、「SEO対策はされてますか?」というセールスの電話をよく受ける。昔からこの手のセールスはあったが、ひとつのキッカケは「Web進化論」という書籍なのは間違いなく、「“安くプロモーションできる”というのは分かったけど、実際どうしたら良いの?」というニーズに反応したものと思われる。現状は、その波に乗ってリスティング広告やらサイトのSEO対策やらを実施して、その効果検証フェーズに入っていると思われる。
ところが、思ったほど効果が見えないというのが多いのかもしれない。キーワードも高くなってきているし、すぐにアクションに繋がりにくい状況でもあり、次の一手を打たなければならないという状況。そこでLPOやら成果保障型SEOなんてのがクライアントにフックしていると思われる。
ランディングページ最適化はいろいろ考え方はあると思うので、また今後考えるとして、成果保障型SEOというのがどうもシックリこない。
検索結果順位の10位あたりまでに入ることを保証するというサービスで、ベンダーの作業は“被リンク数を増やす”というあたりが大半。つまりページランクの高いページからクライアントのページにリンクを張ることで検索結果を向上させるというものである。このサービスを聞くたびに思う。
それってユーザ(利用者)にとってハッピーなんだろうか?
実際、検索結果ページの1ページ目に入ると入らないとではPV数は相当違ってくる。マーケティング担当者としてはPV数が多いに越したことはない。(社内でも何かと言い訳できる)しかも、被リンク数を増やすということであれば、自社サイトへの作業は発生しない。なんだか魅力的に見える。
しかし、この考え方はユーザ中心じゃない。というか、ユーザが存在しない。
こういったことをいつも私は売り込みにきたベンダーに言う。とはいえ、先方のビジネスを否定するわけではない。思考の先に利用者がいるのかどうかを問いたいだけだ。利用者にとってハッピーなサービスであれば、積極的に検討すべきだから。
しかし、たいていは「キレイゴトを並べるお高く止まったクライアント」とでも言いたげな面持ちで憮然とされてしまう。そして、「SEO対策をしない会社」という烙印を押して帰っていく。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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