最終更新時刻:2008年5月12日(月) 8時42分

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”今”だからこそ考える掲示板機能の本質

公開日時:
2007/12/27 19:30
著者:
阿部 善博

”今”だからこそ考える掲示板機能の本質

インターネットで自分のサイトに掲示板を設置した。
ブログが登場してからは、「掲示板」という言葉が何だかとても懐かしい印象を受ける。

私が採用したのが「ブログ」ではなく、「掲示板」であったのには訳があった。

私は、自分の情報に対してだけでなく、
あくまでインターネットでつながっている方々から、
その独自の判断での自発的な問題提起や情報提供が欲しいと思っていた。
それを実現するためには、読者の方が自分でスレッドを立てたり、
自由な雰囲気の中で発言できる掲示板機能は好都合と判断したのだ。

もちろん、
ブログでも、メルマガでも、同様のことは可能だ。
「なんでも意見募集です」との記事を書けば、そのコメントやトラックバックは自由に書ける。
しかし、読者の意識には、どこか「○○さんのブログ」上で、
自由にコメントしたり議論を始めたりすることはやはり抵抗があるのではないか、と感じていた。

意見のぶつかり合いや活発な議論はインターネットの醍醐味であり、Web隆盛の活力である。
細かい礼儀や文章作法、独特のルールはしっかりと考える必要があるが、
やはりこうした多数の人々のエネルギーを集積し発散させる場には、
掲示板機能が一番適していると考えていた。

私の掲示板設置後、予想外に沢山の書き込みがあった。
おおむね想定していたテーマが中心ではあったが、それでも多彩な意見やするどい指摘は、
私の考えとは異なっていて、またどこか勢いのようなものも感じられた。

しかし、返信を書いていたりするうちに、
すぐに話のやり取りがうまくかみ合っていないような印象も受けるようになった。

これは、私が自分のブログへのコメントに対応している時と同じ感覚だった。

ブログへのコメントには、時として記事と全く関係ない書き込みがある。
それは、いかがわしいサイトの宣伝などではなく、
それはそれとして大切な意味を持ち、私ともかかわってくる内容のものだ。

しかし、その書き込みと私のブログ記事は接点がない。
書き込みが唐突なのだ。
また、その返答もどこかかみ合わないことが多い。

私の掲示板への書き込みも、私の返答が滞るとひと段落してしまった。

誰だかわからない読者と読者がいい意味でぶつかり合えるインターネットの掲示板。
こうした世界が出来上がるためには、複雑な要因が考えられるようだ。
その話は、また後日。

設置した私の掲示板が、
主催者と書き込みをする人の「一対一」でのやり取りに過ぎないのなら、
それは、結局ブログでもメールでのやり取りでも、本質的には同じものだと思う。

インターネットの本当の力を引き出すためには、
機能だけでなく、もっと違ったアプローチが必要になってくる。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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