「ソフトウェアに必要なのは恋人だ。
彼女(彼氏)がいたことがない人間に、良いソフトウェアは作れない」
先日のエントリーで専門学校時代のことを書きましたが、今回も当時を振り返るところからはじめてみたいと思います。上記のセリフは講師の先生が言ったもの。クラス中が絶句したわけですが、なぜこのような話になったのかというと、これが単純明快。
「例えば、キミが好きな女の子と二人でデートに行ったとしよう。
キミは当然のごとく彼女を大切にするよね?歩く速度を彼女に合わせ、彼女が寒そうにしてたらコートをかけてあげるだろ?彼女が退屈しないように話題を提供し、今はあまりないかもしれないけど、彼女が座ろうとしたらハンカチを下にしいてあげる。
ソフトウェアも一緒なんだ」
「例えば、何かのデータを保存する画面があったとしよう。
間違えて、勢いで大切なデータを上書きしてしまわないように、大抵の場合は“保存しない”が最初に選ばれているだろう?いかに、使う人を大切に思い、そんな気持ちをこめることができるか、それが一番大切なんだ」
ネット上のメディアもこれと同じではないでしょうか。以下に自分のメディアに来た人に喜んでもらえるか。恋人のように大切にできるか。楽しんで、幸せな気持ちになってもらえるか。
専門学校に行って良かったなぁと思ったのは、この一言に出会えたからというのがあります。今でも何かに迷った時にはこの言葉を思い出して、判断しています。現実には、目の前の課題に気を取られてしまうことも多いですけどね(^^;
ちょっと青っぽいですけど、助けられることも多いです。
さて、これに付け加えるならば、最終的に、いかにユーザーを伴侶に出来るかということでしょうか。婚約指輪をどうやって渡そうか。どんなプロポーズの言葉をかけてあげよう。
ユーザーと一生つきあえるメディア、そんなサービスを生み出せたら、使うユーザーはもちろん、運営者側も幸せでしょうね。自分だけが幸せになろうとするのではなく、お互いに幸せになるサービス。それこそが、今一番求められているのかもしれません。
次回のエントリーでは、ナムコのおもてなしの精神について書こうと思います。
お楽しみに!
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。