最終更新時刻:2009年7月11日(土) 10時00分
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CMSのメリット・デメリットを考慮したサイト構築

公開日時:
2008/06/04 10:24
著者:
necosuke

CMSのメリットは簡単にページ追加ができることです。デザイン、ページコンテンツ、連携パーツが別々に管理されているためタイトルを入れて、配置(親ページがどれか)を決めてるだけですぐにページができあがります。サイトマップやメニュー生成が自動的に行われる為、サイト構築時の柔軟な変更にも対応できます。

最近のホームページ生成ソフトもかなり優秀ですのでテンプレート管理機能やライブラリ機能を利用しページの作成自身は手間が掛からなくなりました。ただしのサイト構成を管理しする機能が弱い為、ページタイトルやファイル名変更、ページの追加削除の際はそれなりにリンクの変更などにそれなりの手間がかかります。この手間のせいで、サイト構築時に構成を固めて変更は許さないといった進め方がされているのではと思います。ところがサイトを作ってみると「このページにはそれほどコンテンツが入らない」とか、「このページは複数の情報が入るので分割したい」といった要望が当たり前の様にできてきます。気が付くとデザインがサイト構成にマッチしなくなっていたり、あまりコンテンツの入っていないページが量産されていたりします。

CMSの利用を前提とするとこのサイト構成に対する縛りがゆるくなるため、とりあえずサイト構成を作ったあとにコンテンツを入れてから場合によっては変更するといったことが可能になります。サイトはコンテンツありきなので、当然といえば当然なのですが、実はサイトを企画する際には「訪問者にどのページを見せて、どのような気持ちになってもらい、ゴールへ誘導する」といったことを考えてサイト構成を決めています。コンテンツがないからといって構成を変更してしまうと当初の企画が意味をなさなくなる場合もあります。つまりサイト構成を自由に変えるのは「サイト構成の意図をきちんと理解した上で行う」ということが重要になります。CMSの柔軟さがメリットにもデメリットにもなっていることを把握した上で構成を変更する必要があるのです。

また、サイトにデザインを適用させる際、どこまでページを作っておくかということに対してもCMSは十分な効果を発揮します。ワイヤーフレームと呼ばれるデザインを伴わないページを作成します。画像サイズなどはあらかじめ決めた上で仮画像には文字でその画像の意図を入れます。テキストもそのテキストで顧客に何を伝えるのか概要を書いておきます。この状態でサイトオーナーに確認をとって、コンテンツの方向性を確定します。デザイナーはヒヤリングだけでなくサイト構成、ページ構成、コンテンツの種類を把握した上でサイトデザインができるようになるため、コンテンツにマッチしたデザインが可能となります。ただしここにも落とし穴があります。ワイヤーフレームでコンテンツの境界線が引かれている為、デザイナーも無意識に境界線のあるデザインをしてしまうことです。自由デザインからできあがったサイトデザインに比べ、どうしても角張った感じになってしまいます。また、テキストコンテンツの作成やキャッチコピーの作成タイミングもデザインが先かコピー・テキストが先かは判断が難しいところです。サイトのイメージがあってできあがるテキストやコピーとワイヤーフレームだけで作られたテキストやコピーでは出来が変わってくるのです。デザインの適用タイミングも基調となるカラーだけはワイヤーフレームに適用させるなどの工夫が必要になるかもしれません。

このようにCMSを使ったサイト構築は通常の静的ページの構築よりも柔軟にできる分考えておかなければならない部分が多くなります。当然通常の制作フローで作ることも可能なのですが、CMS導入のメリットを活かすならば、フローも変わってくると思います。弊社でもどのようなフローが最適か模索しながらサイト構築を進めていますが、サイト完成後も仮説検証しながらサイトを変えていく前提でサイトも構築しなければならないことを考えると、構築時におけるフローも見直してもいいのかもしれません。

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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