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クラウド型低価格防犯カメラサービスという新たな市場:「Safie(セーフィー)」

2015/03/16 19:00
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土屋夏彦

radikoが有料で全国が聴けるようになり、いよいよ聴き逃しサービス「タイムフリー」も始まるかと思いきや、2016年になってしまいましたが、AMが在京3局も含め順次ワイドFM化を始め、TOKYOFMグループのi-dioもいよいよこの3月から始まるようで、今年の地殻変動はかなり大きいかも!
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■監視カメラ市場に熱い視線・・・

2月10日、キヤノンは、スウェーデンのアクシス社の発行済み株式全株を公開買い付けすると発表。買い付け総額は約3337億円。キヤノンにとっては過去最大規模の買収として話題にもなった。

アクシス社と言えば、監視カメラメーカーとしては世界首位のスウェーデン企業。記事によれば、2013年の監視カメラ市場における世界シェアでは、アクシスが17.5%、2位は中国のハイクビジョンで13%、3位はパナソニックの9.1%と続くそうだ。そこにキャノンが一気に首位に踊り出る格好だ。

さらには今朝(16日)のニュースでは、朝日新聞の調べで、商業施設や住宅の監視カメラの大半がパスワードを設定するセキュリティー対策がとられていないため、第三者から丸見えの状態であることも発覚したというかなりショッキングなニュースも飛び込んできている。(【朝日新聞デジタル】ウェブカメラ、ネットで丸見え3割 パスワード設定せず(2015/03/16/)

実は監視カメラ市場は無限の成長の可能性があるとみられているのだそうだ。映画などにもよく登場するように、交通監視から犯罪防止など、社会のすべての面でセキュリティの強化は世界的な重要課題。中でもその主役となる監視カメラに注目が集まっている。

そんな中、知人が脱サラしてセキュリティサービス会社を立ち上げた。注目のクラウド型セキュリティサービス、会社名もサービス名も「Safie(セーフィー)」と言う。クラウド型サービスに、高品質の監視カメラがセットになった全く新しいセキュリティサービスということで、責任者に話を聞くことができた。

立ち上げたその責任者は、ソニーのグループ企業でスマートフォンのアプリ制作などを手がけて来られた佐渡島隆平代表取締役社長。従兄弟にクリエイターのエージェント会社・コルク代表の佐渡島庸平氏がいる。佐渡島家はみんな起業家の血筋のようだ。

■従来のセキュリティサービスは低品質で高価格・・・

>スマホとネットワークカメラを組み合わせたこのサービスを考案したきっかけが、ご自宅にセキュリティを導入するときに満足するサービスが見つからなかったことだったそうですが、その時考えたホームセキュリティのイメージってどんなものだったんでしょう。

(佐渡島)高品質な監視カメラを付けたかったんです。自宅(一戸建て)が公園に隣接していて、公園から入って来ようとするとすぐにでも入れてしまう環境。なのでカメラは必須だったわけです。ところが一般的なサービスを調べると監視カメラのサービスだとかなり高価で、我々の生活レベルではとても利用できない。

また、一般的にセキュリティサービスと言うと、侵入者が感知されたときに警備員が駆けつけてくれるサービスだと思いますが、通報して警察が駆けつけられる時間が最短で7分と言われている中、一般の警備会社だとこれよりもずっと遅くなる。さらには通報をもらってすぐに駆けつけるわけではなく、確認などすればさらに遅くなる。そう考えると、通報があってから駆けつけるまでに20分、30分は確実にかかってしまう。

これを調べていくと、侵入者の一般的な行動時間は約7分から10分が全体の6−7割とわかりました。そう考えた時にセキュリティサービスは「予防」が大事だと思ったわけです。

プロの泥棒からすれば、環境によっては、20分は警備会社が来ないとわかってしまう。セキュリティサービス=「20分は来ないサービス」とも言い換えられる。泥棒はその間に証拠さえ残さなければ完全犯罪が成立してしまう。

なので撮影されていれば、あとになったとしても、警備や警察が来た時に「侵入者はこの人です」と見せられる。また不審者というのは必ず事前に下見に来ていると言われてます。なので巻き戻してみると前にも撮影されているかもしれない。なので映像を録画しておくことが問題解決というエビデンス(証拠)に一番なると考え、監視カメラが有益だと思ったわけです。


佐渡島隆平氏

>駆けつけるサービスだろうが、録画するサービスだろうが、どちらも盗まれることは盗まれる。しかし映像を撮っておくことがあとあと重要な証拠になっていくということなんですね。

>ちなみに動物の監視や定点カメラは以前からもよく使われていると思うのですが、「Safie(セーフィー)」はそれらと一番違うところは何なんですか?

(佐渡島)いままでの動物監視カメラだと、例えば4、5千円で売っているもの、いわゆるウェブカムというものですね。これは家に置いて、P2P(peer to peer:直接)で出先のスマホなどから見られるシステム。

この場合、普通サーバーなどを介さずインターネットから直接スマホで見ることになるため、その動画はパスワードで保護されているだけ、ハッカーからは丸見えみたいな状況。そのままではセキュリティには使えないですね。(これがまさに冒頭に紹介したニュースのこと)

ウェブカムで赤ちゃんを見ていたところに、ハッカーにネット経由で侵入されて、大騒ぎになったケースが実際アメリカで起きています。

また録画までちゃんと出来るサービスもなかった。ちゃんと録画出来て、セキュアに情報が流せて、どこからでも確認できるようにしたかった。

さらには、集合住宅などで自分の家のルーターの外に共有のルーターがあるような環境だと、P2Pの技術だけでは安全につなげること(NAT越え)が出来ないことがあります。これは結構深刻な問題。会社内と外などは単純にP2Pでは繋げないわけです。

これを全部インターネットと同じ通信経路で、セキュアな暗号を施して繋げられれば、問題は解決する・・・。これが「Safie(セーフィー)」とほかのウェブカムとの大きな違いです。


Safieサービス画面

>サーバーを介して経路をセキュアにさせるための技術を開発されたわけですね。そのサーバーはユーザーが用意する必要があるんでしょうか?

(佐渡島)そもそもウェブカムをネットで利用する際に設定がかなり複雑なんです。「AOSSモードでルーターとワンタッチ接続」から「NATルータにwebブラウザからアクセスしてポートを開ける」とかいろいろなやり方がありますが、素人ではよくわからない。

「Safie(セーフィー)」の場合は、Wi-Fi環境に専用カメラを置いて電源を立ち上げるだけで、スマホから簡単に誰でも設定が1分程度でできます。


写真:カメラとスマホをペアリングしたところ

(佐渡島)カメラを設置する場所に電源とWi-Fiさえあれば、どこでも簡単に設置することができるようにしました。これは今回のために開発した「Safie(セーフィー)」オリジナルのシステムです。

■低価格で高品質なサービスが新たな市場を生み出す・・・

>ホームセキュリティで重要なことは何なんでしょう。

(佐渡島)「予防」だと思っています。例えば小売店の方々は万引き犯を自分で捕まえたくはないんです。捕まえたらその瞬間殴られるかもしれない。万引き犯に二度と来ないで欲しい、やらないで欲しいという気持ちだと思うんです。ここが我々が手がけるべきポイントだと思っています。

「Safie(セーフィー)」のようにビジュアルでリアルタイムで見られていることは、万引き犯にとってやる気を削ぐもの、リスクを背負ってしまうものになるわけです。

>「Safie(セーフィー)」が付いていることによって、泥棒が侵入する気が起きない(予防ができる)ということですね。そういう意味では、これまでにもダミーカメラとかありましたが・・・。

(佐渡島)あれはあくまでダミーであってリアルではない。ウソものだとわかる人にはわかってしまう。

>ところで気になったことなんですが、そういった本格的な監視システムが「安価に利用できる」ということが売りになって良いのかということですが・・・。

>そもそも従来のセキュリティ駆けつけサービスは、それはそれで価格は高くてもいいと思うんです。それだけ保険かけてあるという意味で、その金額だけのサービスは果たしてくれるから。でも同じようなサービスが技術の進歩で数千円出できましたとなった場合、安いからやってみよう、とは単純にならないのではないかと思ったんですが、そのあたりはどう見ていますか・・・。

(佐渡島)実際従来のものより安く出来るかというと、監視カメラを増やすなどクオリティを上げれば初期費用は安くはないです。

調べによれば、世の中の約3%、150万世帯くらいが大手2社のセキュリティを利用していると言われています。残り97%の普通の家庭からすると、現在のセキュリティサービスには価格的にもとうてい手が届かないと思っている。でも価格も下がって気軽に利用できれば、使ってみようという新たな客層が生まれると思ったんです。

>なるほど、新たな客層の開拓もできるし、これまでの利用者には安くなった分サービスクオリティをアップさせることもできますね。最近義手の価格が3Dプリンタの利用で数万円にまで下げることができるようになったというニュースがありましたが、このことで利用者も増えると思いますが、壊しても気軽に修理ができるようになって「無茶」ができるようになるとも言ってました。

(佐渡島)クオリティで言えば、通常のウェブカムの画質は30万〜100万画素程度で録画はVGA静止画なんですが、「Safie(セーフィー)」で採用しているエルモ社の「QBiC CLOUD CC-1」は400万画素。広角レンズで対角画角が170度と1台でかなり広い範囲を網羅できる。おまけに音声込みの完全フル動画。これまでのサービスの10倍くらいのクオリティを用意しています。


「低価格・簡単・スマート」の説明

■更なる理想のセキュリティサービスを追求・・・

>そのクオリティのカメラ(QBiC CLOUD CC-1:1台19800円)を何台か設置することで初期費用がある程度かかっても、月額費用に換算すれば、従来のサービス同等かそれ以下の価格で利用できちゃうってことですね。(カメラを利用した録画サービスは月額980円〜)

(佐渡島)先日の神戸の事件などでも取り沙汰された「スクールセキュリティ」ということに社会の関心が向いている。要するに通学路を徹底的に見守っていかねばならなくなってきている。

そのときに従来の監視システムだと予算200万円くらいで監視カメラ4台(それも低画素カメラ)程度しか設置できない。対する我々のサービスであれば、30台の高画質カメラを設置してリアルタイム動画で監視できる。

いままで校庭と正門しか付けられなかったものを、各教室にも付けられるようになる。さらには先生方がスマートフォンさえ持っていれば、外部からいつでも確認できる。ここまでは従来のサービスでは高価で出来なかったものだと思うんです。

>30台のカメラがすべてスマートフォンひとつで確認できるのは素晴らしいですね。

(佐渡島)従来のサービスでいくと、4台カメラを設置した場合、対応した4台用の録画サーバーを用意することになるんですが、これにカメラもう一つ増やそうとした場合、サーバーは(4台ごとの対応なので)もう4台分のサーバーを増設(合計8台分の録画サーバー)するしかなかったわけです。

>1つづつの増設が出来なかったということですね。

(佐渡島)これが「Safie(セーフィー)」では、カメラは物理上何台増設しても録画サーバー側は自動で容量を増やしてくれるようになっている。その管理料が月額980円(カメラ1台当たり)。「Safie(セーフィー)」として録画データの管理に関しても責任を持つということです。それが「クラウド型セキュリティシステム」といわれるゆえんです。

ユーザーは「Safie(セーフィー)」指定のカメラ(ここでは「QBiC CLOUD CC-1」)を各自で(アマゾンなどで)購入してもらい、その上で、「Safie(セーフィー)」のサービスに加入して頂けば、すぐに利用が可能になります。

現在はクラウドファンディングサイトにて「QBiC CLOUD CC-1」がディスカウントで購入できるキャンペーンを実施中です。1台購入コースと3台まとめて購入コースがまだ受付中です。ぜひこのキャンペーン期間中の購入をおすすめします。

>すでにクラウドファンディングでは、目標金額70万円に対してその800%超えの620万円が集まっていますね(3月15日現在)。興味の大きさが伺われます。3月いっぱい参加が可能なようなので、興味のある方は今からでもぜひ参加を検討してみてはいかがでしょう。

佐渡島さん、今日はどうもありがとうございました。今後のセキュリティ新時代に向けてさらなる希望にむけて邁進して行ってください。

(参考リンク)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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