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世界にひとつだけのブログ

2006/11/30 05:58
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プロフィール

中島聡

Microsoftでチーフアーキテクトを務めた経験を持つUIEvolution CEOの中島聡氏が、「Web 2.0」と呼ばれる新しいネット時代のサービスのあり方や、ライフスタイルの変化について考察します。
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 すでにご存知の方も多いと思うが、CNET Japanでは「読者ブログアワード2006」というのを開催しており、その審査員の一人として私も参加させていただいている。

 そんな関係上、「読者ブログ」をつらつらと読ませていただいているのだが、そんなことをしながらフと心に浮かんだのは、「良いブログの定義とはいったいなんだろう?」という疑問である。

 そもそもブログとは「鉛筆」だとか「ノートブック」と同じく、単なるツールの名称である。だから、それを使って、日記を書こうが、マスコミと対抗すべく「個人ジャーナリズム」に走ろうが、ひたすらに自分の好きなことの薀蓄を傾けようが、それは100%書く人の自由である。

 それを、「あの人はブログとウェブ日記の違いを理解していない」と批判したり、「良いブログ=個人ジャーナリズム」などと画一的な価値観を押し付けるのは大間違いだ。

 そう考えてみると、「たくさんの人が読むブログが良いブログ」という考え方さえ、かなり画一的なことが分かる。留学中の学生が毎月仕送りをしてくれる親にせめてもの親孝行で書いているブログの目的は「ページビューを稼ぐ」ことではなく、「親に読んでもらうこと」である。

 で、結局のこと何が言いたいかというと、ブログも、スマップの「世界にひとつだけの花」の歌詞にあるように、「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」という気持ちで気楽に書いてよいものだ、ということである。

 そう言っている私自身も、「YouTubeを使ったテレビ番組の『引用』の合法性に関する一考察」だとか、「ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている」に代表される「○○業界に一言申す!」みたいな過激なエントリーを時々書いて、物議をかもし出してその刺激を楽しんだりしているのだが、そんなことばかりしているとどうしても疲れてしまう。そこで時々、思いっきり力を抜いて、「おいしい親子丼を作るコツ」だとか、「恋の連立方程式、『パートナー探し』の最適化アルゴリズムに関する一考察」みたいなエントリーを書くと本来の自分に戻れたようでホッとする。

 結局のところ、どちらが本当の自分などということはなく、そういったすべてをひっくるめたのが自分自身だ、という認識のもとに、その日その日に書きたくなったことをあまり肩に力を入れずにつづって行くのがブログと長く付き合う秘訣かな、と思っている今日この頃である。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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