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「ただの土管」にならないために

2006/06/06 08:07
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中島聡

Microsoftでチーフアーキテクトを務めた経験を持つUIEvolution CEOの中島聡氏が、「Web 2.0」と呼ばれる新しいネット時代のサービスのあり方や、ライフスタイルの変化について考察します。
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 今日からシカゴ入りして参加しているGlobalComm 2006。米国の通信業界の人たちが一同に集まるカンファレンスだ。技術的なトピックとしては、やはり IMS (IP Multimedia Subsystem)が中心。ワイアレス業界から始まった IMS だが、着実に固定網側にも影響を及ぼしている。IMSに関しては、以前に「CTIA2006: IMSの本当の狙い」にも書いた通り、通信業界がコモディティ化されて「ただの土管(dumb pipe)」にならないために作り出した、通信インフラより一つ上のレイヤーを通信業界でコントロールしようとの試み。Net Neutrality論争も交えて本当に面白くなって来た。

 ちなみに、私は火曜日に「Hot Seat Session」という枠で30分間のプレゼンをする。カンファレンスに来る前は、「Contents 2.0」と題してユーザー参加型のコンテンツビジネスの話をしようと考えていたが、通信業界の人たちにそんな話をしても通じないような気がしてきた。それよりも、彼らが一番の関心のあるコモディティ化の問題に焦点をあてて、「通信事業者がコモディティ化されないためには、ユーザーエクスペリエンスを提供する業者になるべきでは?」という疑問を投げかけてみることにする。

 以前に、ここでも「携帯電話のユーザー・エクスペリエンスは誰が責任を持つのか」という話を書いたが、それと同じ話が、ブロードバンドに繋がったセットトップボックスやテレビに関しても適用できる。通信事業者がコモディティ化されたくないのと同じように、家電メーカーもコモディティ化は避けたい。コモディティ化を避けるにはユーザー・エクスペリエンスを提供する立場になるべき、という私の持論を展開し、そこに生まれる可能性のある二つの業界の衝突(実際にはMicrosoftを入れた三つの業界の衝突)に関して色々と議論が展開出来れば良いと考えている。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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